こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は『チーズはどこへ消えた?』を解説していこうと思います。
本書はマンガ版もあるということと、98ページという短さなので、本を読むのが苦手な方でもとても読みやすいものになっていると思います。
ページ数こそ少ないですが、人生においてとても大切なことがたくさん記されています。
この一冊を読むだけでも、今後の人生が変わるきっかけになるのではないかと思います。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ チーズはどこへ消えた?の概要
▷ チーズはどこへ消えた?のあらすじ
▷ チーズはどこへ消えた?を読んで重要だと感じたこと
▷ 明日から人生を変える方法
本書の概要

まず初めに本書の概要について解説していきます。
全世界で2800万人に読み継がれるビジネス書の金字塔
本書は1999年にアメリカで発売が開始された100ページにも満たない小さな絵本のような寓話になります。
本書が発売されてからはIBMやアップルコンピュータ、GMと言った大企業の社員研修のテキストとして採用されたり、2000年に日本でも発刊され、ビジネスマンだけでなくスポーツ選手や主婦など様々な層に広がり大きな話題となりました。
そして、発売が開始されてから20年経った時には累計発行部数が日本国内だけで400万部、全世界で2800万部にも上る大ベストセラーになりました。
なぜ発売から20年以上経った今でも読み続けられているのかと言うと、本書は『変化』についてのお話になるからです。
自分たちが生きている社会というのは常に変化をしていっています。
どれだけ世界が進んでいこうと『変化が起きること』だけが変わらない真実となっています。
チーズはどこへ消えた?のあらすじ

次に本書のあらすじについて解説していきます。
2人の小人と2匹のネズミの物語
本書の登場人物は、2人の小人と2匹のネズミです。
小人の名前はヘムとホー、ネズミの名前はスニッフとスカリーです。
この2人の小人と2匹のネズミは毎日迷路の中でチーズを探しながら暮らしています。
ある日、チーズステーションCという所にたどり着き大量のチーズを発見することで物語が始まっていきます。
現状に嘆く小人と行動したネズミ
数日経ったある日、チーズステーションCに向かうと大量にあったはずのチーズは跡形もなく消えてなくなっていました。
ヘムとホーはなぜチーズがなくなったか原因究明を始めます。
原因というのは自分たちが食べたこと以外にないのですが、自分たちは悪くない、きっと待っていればまたチーズは現れると言い、チーズステーションCに留まり続けました。
その頃スニッフとスカリーは新しいチーズステーションを目指して迷路を進んでいました。
迷路を進んだ結果、新しいチーズステーションに辿り着きチーズを手に入れることが出来ました。
迷路に旅立つホーとチーズステーションに残るヘム
ある日ホーはチーズステーションCにはもうチーズが現れることがないと確信し、迷路に出ないかヘムに相談します。
しかし、ヘムはチーズステーションCから出ることを嫌がり、二人は喧嘩になってしまいます。
そこでホーは一人でチーズステーションCを出ることを決意します。
ホーはチーズが見つかるかわからないという不安や恐怖と闘いながらも迷路の中を進んでいき、チーズステーションKにたどり着きます。
しかし、そこにはもうチーズはなく欠片が落ちているだけでした。
ホーはもっと早く行動していればと大きく後悔します。
チーズステーションNを発見し、チーズをゲット
ホー再びは迷路の中を進んでいき、チーズステーションNにたどり着きます。
そこには今までにないぐらい大量のチーズがありました。
スニッフとスカリーは先に到着していて、チーズを堪能していました。
本書を読んで重要だと感じたこと

次に本書を読んで自分が重要だと感じたことについて紹介していきます。
環境の変化に敏感になる
スニッフとスカリーが新しいチーズステーションを目指して行動したのは、毎日周囲を調査することで日に日にチーズが減っていることに気づいたからです。
自分たちの人生においても日々の変化を敏感に感じ取れるかがとても大切になってきます。
日々の変化を感じ取ることが出来れば、すぐに対策を取れたり、受ける影響を少なくしたりすることが出来ます。
例えば、少し前にトヨタ自動車の社長が終身雇用を守っていくのは困難と発言したことが話題になりました。
この発言により、この先終身雇用制度が崩壊していくと予想することが出来ます。
この「終身雇用制度が崩壊するかもしれない」という環境の変化を感じ、意識することで自分がやらないといけないことが少しは見えてくると思います。
行動することでしか人生は変わらない
本書ではチーズのことを、『自分が人生に求めるもの』という言い方をしています。
それは時に、お金であったり、愛であったり、時間であったりします。
新しいチーズを見つけるための行動には、必ず不安や恐怖を伴います。
新しいチーズがお金であるなら、年収アップのために転職したいが転職先でうまくいかなかったらどうしよう、副業をしたいがなかなか芽が出なかったらどうしようなど。
しかし、ホーは行動したからこそ最終的にチーズステーションNにたどり着くことができ、新しいチーズを手にすることが出来ました。
確かに行動すれば必ず成功するとは言えせんが、行動してみないと成功するか失敗するかなんてわかりません。
行動しなければ失敗はしませんが、何も変わることはありません。
チーズは時として一瞬で姿を消すこともある
これはどういうことかというと一度手に入れてなくならないと信じていたチーズは、明日突然姿を消してしまう可能性があるということです。
これのいい例として今流行りの新型コロナウイルスがあります。
みなさんは今年このような年になると予想出来ましたでしょうか。
きっと予想出来た人はほとんどいないと思います。
新型コロナウイルスのせいで職を失った人、ボーナスがなくなった人、減給した人と様々な影響が出ていると思います。
このように予期せぬタイミングでチーズが消えてしまうこともあるということを覚えておく必要があります。
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明日から人生を変える方法

最後に本書から学んだ明日から人生を変える方法について解説していきます。
自分にとっての新しいチーズを考える
前述したように本書ではチーズのことを『自分が人生に求めるもの』という風に言っています。
だとすると、自分にとってのチーズと言うのは変わらないものではなく、ある時々で変わっていくものだということが分かります。
具体例を挙げると、社会人になりたての頃であれば仕事を上手く進めるためのスキルであったり、恋人や家族が出来てからだと愛情になったり、時にはお金になったりと様々なものに変化していきます。
チーズと言うのは必ず賞味期限があります。
古くなったチーズと言うのは自分が本当に求めている物ではなく、変化を嫌い、このままで居ようとすがるための物になってしまいます。
そのため、今の自分にとっての新しいチーズは何かということを考えてみて欲しいと思います。
変化を恐れず、変化を楽しむ
今の自分にとっての新しいチーズを見つけることが出来たら、次は変化することを意識していって欲しいと思います。
変化することと言うのは人間だれしもが嫌うことになります。
なぜなら、変化をした結果、悪い方向に進んでいしまい、変化しないままの自分でいれば良かったと後悔するからです。
しかし、変化しなければ時代の波に取り残されてしまったり、本当に欲しいと思っていたチーズを逃していまうことになりかねません。
ここでポイントとなるのは一気に変化するのではなく、少しずつ変化していき、結果として大きく変化することです。
少しずつの変化であれば恐怖を伴うことも少ないと思いますし、変化していくうちに自分が良い方向に、新しい方向に進んでいること自体を楽しめるようになってくると思います。
自分の人生は自分でしか変えられない
少しずつ変化出来るようになったら最後に意識して欲しいのが『行動することでしか人生は変わらないこと』と『自分の人生は自分でしか変えられない』ということになります。
人生というのは誰かが変えてくれるほど甘くはありませんし、人生を変えた人と言うのは必ず行動をして自ら変化を求めていっています。
もちろん失敗することもあると思います。
しかし、『失敗をしたことのない成功者はいない』と言われるほど、成功者や人生を変えた人と言うのは失敗を繰り返しています。
自分が好きなYouTuberも『最速で成功した人は、最速でトライアンドエラーを繰り返した人だ』という風に言っています。
みなさんも失敗を恐れずに少しずつで良いので、今の自分にとっての新しいチーズを追い求めていって欲しいと思います。
まとめ

今回は『チーズはどこへ消えた?』について解説してきました。
本書は漫画版もありとても読みやすいうえに人生において大切なことに気づかせてくれる本になっていると思います。
日々変化していく環境を意識することで、今自分がやらなければならないことがわかり、それを行動に移していくことで、少しずつでもいい方向へ進んでいくと思います。
行動には不安や恐怖が伴いますが、自分の人生を変えられるのは他の誰でもない自分だけです。
本書を読んだり、この記事を読んで少しでも行動しようと思えるようになっていただければ幸いです。
チーズはどこへ消えた?の続編である『迷路の外には何がある?』についても解説しているため、興味がある方は『【要約】迷路の外には何がある?のあらすじと一歩踏み出せない人が人生を良くする方法』の方をご覧ください。
他にも人生が変わる本として『マーフィーの法則』についても解説しているため、興味がある方は『【人生が変わる】『マーフィーの法則』から学ぶ潜在意識の活用方法』の方をご覧ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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