こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
以前、投資をすることで人生が豊かになる理由について解説しました。
その時に『FIRE』について少し触れましたが、今回はFIREについて詳しく解説していきます。
投資をすることで人生が豊かになる理由については下記記事をご覧ください。
『FIRE』とは最近注目されてきている生き方で、Financial Independence Retire Early(ファイナンシャル インデペンデンス リタイヤ アーリー)の頭文字を取っています。
『サイドFIRE』という生き方もあるため、そちらについても解説していきます。
この記事では、
▷ FIREについて
▷ サイドFIREについて
▷ FIREを達成するために何をしなければいけないのか
▷ FIREのメリット、デメリット
▷ サイドFIREのメリット、デメリット
▷ FIREを目指す際に参考になる書籍
について解説しています。
FIREとは

まず初めにFIREの概要について解説します。
自分らしく生きることが出来る生き方がFIRE
FIREとはどういう生き方かというと、定年まで労働を続けるのではなく早期に会社を退職(セミリタイア)し、その後の人生を自分の好きなことだけをして生きようというものです。
人生とは一度きりのため、どうせなら好きなことをして生きたいというのがみんなの本音ではないでしょうか。
しかし、生活をしていくうえでお金というのは必ず必要になってくるため、仕事を毎日8時間+残業、場合によっては休日出勤もしていると思います。
そんなお金のために生きるのをやめようという考えのもとに、アメリカでブームになっているのがFIREになります。
仕事をやめて自由に生きると言いましたが、誤解しないで欲しいのが何も準備をせずにただ会社を早期に退職するというわけではないという事です。
前述したとおり、生活するには生活費がかかってきます。
そのため、働かなくても収入があるという状況を作ることが必要になってきます。
FIREを達成するためにやらなければいけないこととは

次にFIREを達成するためのやらないといけないことについて解説していきます。
不労所得を得る
FIREを達成するためにやらなければいけないこととは、自分が働かなくもお金が入ってくる仕組みを作ることです。
もっと具体的に説明すると日々の生活費を上回る不労所得を得るという事です。
月々の生活費が20万円であれば20万円以上、15万円であれば15万円以上の不労所得を得る必要があります。
不労所得を得る具体的な方法
どのようにして不労所得を得るかというと、株式やETFに投資を行い、そこから配当金や分配金をもらうという事です。
仮に投資額の3%の配当金・分配金がもらえるとすると、生活費が20万円(年間240万円)の人なら8000万円、生活費が15万円(年間)の人なら6000万円の投資が必要になります。
自分がおすすめする不労所得を得る方法は高配当株式投資になります。
高配当株式投資については下記記事で解説しています。
自分が行っている具体的な投資法は下記記事で解説しています。
FIREを達成するには6000万円~8000万円の資産が必要
FIREを達成するには、8000万円や6000万円とサラリーマンからしたらかなり非現実的な金額が必要になってくることが分かったと思います。
そのため、副業などをして会社の給料以外にも収入源を作る必要があります。
そうすることで投資への入金額をアップさせ、FIRE達成までの時間を短縮することが出来ます。
副業を始めれば、仮にFIREを達成したとしても収入が完全になくなるということを避けることが出来ます。
サイドFIREとは

次にサイドFIREについて解説していきます。
サイドFIREとは生活費の一部を不労所得で賄う
サイドFIREとは生活費の一部を不労所得で賄い、残りは軽い仕事をして稼ぐと言った考え方になります。
例えば月々の生活費の半分だったり、家賃を不労所得で賄い、残りをアルバイトなど軽い仕事で稼ぐことです。
そうすることで仕事は最小限に抑えつつ、残りの時間を自分の好きなことや副業などに使うことが出来ます。
サイドFIREを達成するために必要な資産はFIREよりもかなり少ない
仮に生活費20万円の人が半分の10万円を不労所得でまかなおうと思うと、必要資産額は4000万円になります。
これは生活費20万円すべてを不労所得でまかなう時の必要資産額の半分になります。
家賃5万円の人が家賃だけを不労所得でまかなうのであれば、必要資産額は2000万円になります。
このように生活費の一部を不労所得でまかない、フルタイムでがっつり労働をしなくてもいい環境を作っていくのが『サイドFIRE』の考え方です。
FIREのメリット、デメリット

次にFIREのメリット、デメリットについて解説していきます。
メリットその1:働くor働かないの選択が出来る
FIREを達成することのメリットとして、働くor働かないの選択が出来ることです。
多くの人が生活をするために仕方なくやりたくない仕事をしていたり、長時間の残業をしたりしていると思います。
自分の職場にも本当は車関係の仕事をしたいと思っているが、生活をしていくために今の会社にいるという人が居ます。
FIREを達成することで働かなくてもいいし、給料が安くてもやりたい仕事をすることが出来るようになります。
自分がやりたい仕事をすることでQOL(生活の質)も向上すると思います。
メリットその2:本当の自由を手に入れることが出来る
FIREとは仕事をしなくても生活をしていくことが出来る状態を指すため、24時間365日自分の好きなことに時間を費やすことが出来ます。
寝るのが好きな人は1日中寝ていても大丈夫ですし、趣味がある人は趣味に没頭したりと自分がやりたいことを好きな時間だけすることが出来ます。
何にも縛られることがない本当の自由を手に入れることが出来ます。
デメリットその1:達成には圧倒的な節約と入金力が必要
FIREを達成するには圧倒的な節約と入金力が必要になります。
前述していますが、FIREを達成するには8000万円ぐらいの金融資産が必要になってくるため、簡単に達成出来るものではありません。
そのため、一度FIREを達成すると決めたら、節約の知識も必要ですし、入金力を上げるために本業を頑張ったり、副業をしたりする必要が出てきます。
それでもなかなか達成することが出来ないのがFIREのデメリットになります。
デメリットその2:配当金や分配金が減ると生活水準が下がる
FIREを達成すると生活費を配当金や分配金で支払うようになります。
そのため、暴落や経営の悪化による減配などが起こると当然生活水準も下がってしまいます。
対策としては生活水準をぎりぎり維持出来るラインでFIREをするより、FIREしても生活費に余裕が出るぐらいの不労所得を得てからFIREをするか、配当金が減配されても大丈夫なように幅広く分散投資をするかになります。
これはたくさんの銘柄に分散投資出来るETFや投資信託に投資しろというわけではなく、配当を生んでくれる投資先を分散する必要があるということです。
仮にVTだけに投資しているとすると、全世界に簡単に分散投資出来ますし、安定的なインカムゲインを得ながら株価の上昇の恩恵を受けることが出来ます。
しかし、VTが減配してしまうとかなりのダメージを受けてしまうため、他のETFや個別株にも投資する必要があるということです。
サイドFIREのメリット、デメリット

次にサイドFIREのメリット、デメリットについて解説していきます。
メリットその1:配当金や分配金が減ってもあまり影響がない
サイドFIREのメリットとして、配当金や分配金が減っても生活に与える影響が少ないということがあります。
これはサイドFIREはFIREと違って労働をしているため、配当金が減ったのであれば本業の方の給料でカバーをすることが出来るからです。
メリットその2:達成のハードルがFIREよりも低い
サイドFIREを達成するために必要な金融資産はFIREの半分ぐらいになるため、達成のハードルがFIREよりも圧倒的に低くなります。
もちろん半分と言っても4000万円ぐらいは必要になってくるため、FIREと変わらず節約と入金力は必要です。
しかし、頑張っても叶いそうにない目標を掲げるより、頑張ればなんとか叶うと思えるぐらいの目標の方が節約や投資を継続するモチベーションにも繋がると思います。
デメリットその1:労働を続ける必要がある
サイドFIREのデメリットとしては、労働を続けなければいけないということです。
サイドFIREはFIREと違い、まだ生活費全額を不労所得で補うことが出来ない状態であるため、労働を続ける必要があります。
もしかしたら、定年を迎えるまで労働から解放されることがないかもしれません。
そうなると本当の自由を手に入れたとは言えません。
FIREを目指す際に参考になる書籍

最後にFIREを目指す人に向けておすすめの書籍を紹介します。
その1:本気でFIREを目指す人のための資産形成入門
本書は30歳でFIREした穂高唯希さんが執筆された本になります。
タイトルからも分かるようにFIREを達成したい人に向けて、穂高さん自身が投資している銘柄や支出の最適化方法、投資をしている際に意識していることなどについて書かれています。
本書に関しては下記記事で詳しく解説しているため、興味がある方はぜひご覧ください。
その2:バカでも稼げる!米国株高配当投資
本書は『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ』というブログを運営しているバフェット太郎が執筆された本になります。
本書の内容は、米国の高配当株や連続増配株に投資をして配当金を再投資することで資産を拡大させようと言ったものになっています。
米国の高配当株や連続増配株に投資をして配当金を再投資するといった点では、本気でFIREを目指す人のための資産形成入門と同じです。
では、なぜ自分が本書をおすすめするかというと具体的な株の購入タイミングについて書かれているからです。
本書では毎月決まった日に決まった金額分自分のポートフォリオの中で1番保有割合が低くなっている株を買うことをルールにしています。
実際に自分はこのルールを真似しています。
本書について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
まとめ

今回はFIRE、サイドFIREについて解説してきました。
FIRE、サイドFIREにはお互いメリット、デメリットがあります。
そのメリット、デメリットを考えたうえで自分に合った生き方を選んでいって欲しいと思います。
今までは仕事を定年まで続けて、退職金と年金で老後を過ごすと言った生き方が普通だと教えられてきたと思いますが、仕事を早期退職して、自分がやりたいことをして生きていくと言った生き方があると言ったことをみなさんに知ってもらいたいです。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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