こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は投資初心者向けに『債券』について解説していこうと思います。
投資をする際によくポートフォリオの何%を債券にするかやそもそも債券を組み込まないという議論をされることがあります。
株式と債券には違った特徴があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを知ることで自分なりのポートフォリオを作成していって欲しいと思います。
この記事では、
▷ 債券とは
▷ 株式と債券の違い
▷ 債券を組み込むメリット、デメリット
について解説しています。
債券とは

まず初めに債券の概要について解説していきます。
債券とは国や地方公共団体、企業が発行するもの
債券とは国や地方公共団体、企業などが資金を借りるために発行するものになります。
債券は元本の返済や利子の支払いについて明確になっており、株式や投資信託に比べると比較的安全性の高い投資商品になっています。
債券に投資をすると、利子を定期的に受け取ることが出来ますし、決まった期日(満期日)まで保有すれば元本が返済されます。
国が発行する債券を国債、地方公共団体が発行する債券を地方債、企業が発行する債券を社債と言います。
債券への投資方法
債券への投資方法には3つの種類があります。
1つ目は個人向け国債を直接買う
証券会社のHPから個人向け国債などが直接購入出来るようになっています。
2つ目は債券の投資信託を買う
こちらも証券会社のHPから国内債券や先進国債券などの投資信託の購入が出来るようになっています。
投資信託については下記記事で解説しています。
3つ目は債券のETFを買う
こちらは証券会社のアプリから株式と同じようにリアルタイムで取引することが出来ます。
有名な債券ETFと言えば『AGG』と呼ばれるブラック・ロック社が運用しているETFがあります。
ETFについては下記記事で解説しています。
債券と株式の違いについて

次に債券と株式の特徴の違いについて解説していきます。
株式はハイリスクハイリターン、債券はローリスクローリターン
株式投資は今後の値動きがどうなるか予測不可能のため、大きく値上がりする可能性もありますが、大きく値下がりする可能性もあります。
そのため、ハイリスクハイリターンと呼ばれています。
しかし、個人向け国債などの債券は満期日まで保有していれば元本が返済されますし、購入時点で貰える利子も決まっています。
そのため、ローリスクローリターンと呼ばれています。
※債券でも投資信託やETFの場合は株式投資と同じになります。
金利上昇局面での違い
債券と株式では金利が上昇している時の値動きに違いがあります。
債券は金利上昇局面では値下がりし、株式は金利上昇局面では値上がりしていきます。
もちろん100%このように値上がり、値下がりするわけではありませんが、このような相関関係にあるということを知っているだけでも違うと思います。
そのため、ポートフォリオに債券を組み込む理由としては、金利上昇局面において株式が値下がりして資産が減っていく中で、債券は値上がりしていくため資産の変動率がなだらかになります。
債券をポートフォリオに組み込むメリット、デメリット

最後に債券をポートフォリオに組み込むメリットとデメリットについて解説していきます。
債券を組み込むメリット
・メリットその1
個人向け国債などはローリスクローリターンのため、銀行の普通預金に預けるよりは債券を買った方が多くの利子がもらえます。
満期日まで待てば元本も返ってくるため、ローリスクローリターンの投資がしたい人にはおすすめです。
・メリットその2
前述しましたが、金利上昇局面では株式が値下がりする一方、債券価格は値上がりするため、株式と債券の両方を保有することで金利上昇局面での資産の変動率を抑えることが出来ます。
債券を組み込むデメリット
・デメリットその1
外国債券であれば為替リスクを受けます。
仮に米国債を買ったとすると、ドル建てで購入することになるため、購入時より円安になれば売却時に差益を得ることが出来ますが、円高になると差損が生じるため注意が必要です。
・デメリットその2
債券はローリスクローリターンの金融商品のため大きな値上がり(資産増加)には期待出来ません。
あくまでも銀行に預けるよりは利子を受け取れる額が多くなるのにすぎません。
債券に投資して資産増加を狙いたいのであれば、投資信託かETFを購入する必要があります。
まとめ

今回は債券について解説してきました。
債券には株式にない特徴があります。
そのため、債券の特徴を知ってポートフォリオに組み込むことで資産の変動率を抑えて資産運用をすることが出来ます。
投資信託やETFであれば、資産の変動率を抑えつつ値上がりも期待出来ます。
よく年齢に応じた割合で債券に投資するのがいいと言われています。
20代であればポートフォリオの20%を債券に、30代であればポートフォリオの30%を債券にすると言った感じです。
しかし、これは一例に過ぎないので債券を組み込まないのもいいですし、4%ルールのように25%を債券にするのもいいと思います。
4%ルールについては下記記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。
債券や株式の特徴を知って、自分流のポートフォリオを作成していきましょう!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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