こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は簡単に全世界に投資が出来るETF『VT』の株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどについて解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ VTの基本情報
▷ FTSE Global All Cap Indexについて
▷ VTの特徴
▷ VTの市場別構成比率
▷ VTの組み入れ銘柄TOP10
▷ VTの株価推移と配当金推移
▷ VTの年平均リターン
VTの基本情報

まず初めにVTの基本情報について解説していきます。
バンガード社が運用している全世界に投資出来るETF
名称:Vanguard Total World Stock ETF(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
連動指数:FTSE Global All Cap Index(インデックスティッカー:GEISAC)
運用会社:Vanguard(バンガード)
ファンドの設定日:2008年6月24日
組み入れ銘柄数:9389銘柄
純資産総額:3兆465億円(2022/7/18の為替レート換算)
経費率:0.07%
直近配当利回り:2.80%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
FTSE Global All Cap Index(GEISAC)とは
FTSE Global All Cap Index(GEISAC)とは米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株約9,000銘柄で構成されている全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしている指数になります。
下記画像はFTSE Global All Cap Index(GEISAC)の設定来のチャートになります。
設定来のCAGR(年平均成長率)は5.88%となっています。

VTの特徴
VTを持つだけで全世界に分散投資が出来る
VTは全世界の9000銘柄以上を投資対象としているため、VTを持つだけで簡単に全世界に分散投資が出来ます。
ただし全世界と言っても現状は約6割が米国となっています。
世界経済の成長と共に資産を増加
VTは全世界を投資対象としているため、その時の世界情勢に合わせたポートフォリオのリバランスを行ってくれます。
現在は米国が経済大国として君臨しているため米国の割合が6割となっていますが、今後中国やインドなどが急成長してきた場合はそれに合わせてポートフォリオのリバランスを行ってくれるため、世界経済の成長に合わせて自分の資産も増加していきます。
低コストで運用することが可能
VTの経費率は0.07%と米国ETFの中では上位にランクインするほど経費率が低くなっています。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
VTの市場別構成比率

次にVTの市場別構成比率について解説していきます。
VTの市場別構成比率
下記画像は2022年6月30日時点でのVTの市場別構成比率になります。
現在の比率はNorth Americaが60%越えと半分以上を占めており、次にEmerging Markets、その次はEuropeとなっています。
VTの良いところはその時の世界情勢に合わせて市場の保有割合を変えてくれるところだと思います。
現在はかなりアメリカに偏っていますが、日本やイギリス、中国などの企業が活躍してくるとそれに合わせて保有割合を調整してくれます。

VTの組み入れ銘柄TOP10

次にVTの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
VTの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年6月30日時点でのVTの組み入れ銘柄TOP10になります。
VTの組み入れ銘柄TOP10には世界的に有名なGAFAMやテスラなどの銘柄が含まれています。
GAFAMとは世界のIT市場をけん引するGoogle、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの頭文字を取ったものになります。

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VTの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にVTの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
VTの株価推移
下記画像がVTの設定来の株価推移になります。
現在はアメリカ市場が暴落しているため、それにつられてVTも暴落しています。
ただし、長期的に見れば世界経済の成長と共にVTの株価も伸びていくと思います。
そのため、一時的な下落や暴落と言うのは買い増しのチャンスとも取ることが出来ます。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は4.18%となっています。

VTの配当金推移
下記画像はVTの設定来の配当金推移になります。
所々減配はしているものの順調に右肩上がりをしていっていると思います。
VTは全世界を投資対象としているため、良くも悪くも全世界の影響を受けてしまいます。
おそらくその影響で2020年の配当金が大きく減配しているのではないかと思います。
年平均増配率は減配をした年を合わせても10.32%とかなり優秀です。

下記画像はVTの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
VTは初めの方は年1回の配当となっており、2013年から年4回の配当となりました。
パッと見た印象は意外と配当金の振れ幅が大きいと感じました。
特に2020年の6月は前年比-40%近い減配とかなり大きな減配を行っていることが分かります。

VTの年平均リターン
下記画像はVTの年平均リターンになります。
直近下落している相場環境でも10年間の年平均リターンに関しては9.01%、設定来でも年平均76.18%のリターンを出しており、かなり優秀だということが見て取れます。
よくアメリカ株の割合が半分以上を占めているなら、リターンの良いVTIやVOOに投資した方がよいという話を聞くことがありますが、あくまでも最近はアメリカ株の成長がすさまじいというだけで、その成長が今後も続くのかはわかりません。
他の国が恐ろしく成長することもあると思います。
アメリカの成長だけでなく、全世界の成長の恩恵を得られるのがVTの最大のメリットだと思います。

まとめ

今回は全世界に投資が出来るETF『VT』について解説してきました。
VTは現在、米国の割合が59.1%と約6割を占めていますが、これは今の世界経済ではアメリカがかなり成長しているため、保有割合が増えているだけにすぎません。
今後、アメリカよりも成長している国が出てくれば、その国の割合と増やしたりと自動的にリバランスしてくれます。
今後もアメリカが成長すると信じ続けられる人はVTIやVOOなどに投資をした方が経費率も低いですし、リターンも高くなります。
VTIについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VTIの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
しかし、今後はどうなるか分からないが世界経済は成長を続ける、と信じられる人はVTに投資することをおすすめします。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.6月の投資進捗とトータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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