こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は金融知識の基本になる、『単利』と『複利』の違いについて解説します。
複利とはアインシュタインが『人類最大の発明』と言ったほど素晴らしい物になります。
この記事を読むことで
▷ 単利と複利について
▷ 人類最大の発明『複利』のパワー
▷ 複利を利用出来る金融商品
について理解出来ると思います。
単利と複利とは

まず初めに単利と複利について解説します。
単利について
単利とは預けた元本に対して利息が付くものになります。
そのため、利息は元本×利率で計算することが出来ます。
例をあげると元本が100万円で年間5%の利息が単利で付くとします。
そうなると、利息は100万円×5%=5万円になります。
単利の場合は、1年目の利息は5万円、2年目も5万円と年数がたっても利息は変わりません。
複利について
複利とは預けた元本に利息を足したものが次の年に元本になり、その元本に利息が付くものになります。
言葉で説明すると分かりづらいため例で説明をします。
単利の時と同じく、元本100万円で年間5%の利息が複利で付くとします。
そうすると、1年目の利息は100万円×5%=5万円になります。
2年目は元の元本に利息を足したものが元本になるため、利息は(100万円+5万円)×5%=5万2500円になります。
3年目は105万円に5万2500円を足したものが元本になります。
人類最大の発明『複利』のパワーとは

単利と複利について理解出来たと思うので、次は複利のパワーについて解説します。
時間が複利のパワーを最大化させる
複利というのは時間を掛ければかけるほどパワーが強大になります。
これも例を使って説明します。
元本100万円を年利3%で単利と複利で運用した時にどれぐらい差が出るか見ていきましょう。
単利の場合
単利計算の場合は、1年目は100万円+利息3万円で合計金額103万円になります。
5年目の合計金額は115万円、10年目の合計金額は130万円、20年目の合計金額は160万円、30年目の合計金額は190万円になります。
複利の場合
複利計算の場合は、1年目は同じく合計金額は103万円になります。
5年目の合計金額は115万9274円となり、少し差が出来てきます。
10年目の合計金額は134万3916円と4万円も差が出てきました。
20年目の合計金額は180万6111円になり、金額差も20万円とかなり大きくなります。
30年目の合計金額は242万7262円と単利の時と比べると52万円も差が出ます。
このように時間をかければかけるほど複利のパワーは大きくなります。
複利を利用出来る金融商品

複利のパワーのすごさについて理解出来たと思うので最後に、複利のパワーを利用出来る金融商品を紹介します。
銀行預金
誰もが利用しているあろう銀行預金は複利運用になります。
しかし、銀行預金は利率が年間0.001 %とかなり低いので、いくら複利運用といっても預けたお金はほとんど増えません。
高配当株式投資の配当再投資
高配当の株式に投資をして、受け取った配当金でさらに株式を買うという投資になります。
高配当株式投資だと税抜き3~4%の利回りが期待出来るので銀行預金よりは圧倒的なスピードでお金が増えていきます。
デメリットとしては、配当金を受け取った時に税金が引かれるので少し効率は悪くなります。
米国株インデックス投資
米国株インデックス投資とは、S&P500を対象とするインデックスファンドに投資をするものになります。
S&P500が対象のインデックスファンドは年平均6%のリターンがあると言われています。
最近はハイテク株の成長がすごく年間10%ぐらいのリターンがありました。
このインデックス投資が複利運用する場合に最高効率だと思います。
インデックス投資を月3万円、30年間積み立てたとすると30年後の資産残高は下記のようになります。

投資せずに貯金した場合の資産残高は1071万円になります。
投資のため、確実に上記画像のような金額になるとは限りませんが、その可能性を秘めています。
まとめ

今回は、金融知識の基本である単利と複利の違い、複利のパワーについて解説しました。
複利というのは時間をかければかけるほど恩恵を受けることが出来ます。
銀行預金は利率が低すぎるため、複利運用とはいえお金は全然増えません。
もし、高配当株式投資やインデックス投資に興味がある場合は早めに実践することをおすすめします。
高配当株式投資やインデックス投資については下記記事で解説しています。
人類最大の発明『複利』を利用して人生を豊かにしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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