こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は米国の高配当ETFの1つである『SPYD』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ SPYDの概要
▷ S&P500 High Dividend Indexについて
▷ SPYDの特徴
▷ SPYDのセクター構成比率
▷ SPYDの組み入れ銘柄TOP10
▷ SPYDの株価推移と配当金推移
▷ SPYDの年平均リターン
米国の代表的な高配当ETFには他にもVYMやHDVと言ったものがあります。
VYMについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VYMの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
HDVについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】HDVの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
SPYDの基本情報

まず初めにSPYDの基本情報について解説していきます。
ステートストリート社が運用している高配当ETF
名称:SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
連動指数:S&P500 High Dividend Index(インデックスティッカー:SPXHDUP)
運用会社:STATE STREET(ステートストリート)
ファンドの設定日:2015年10月21日
組み入れ銘柄数:80銘柄
純資産総額:6909億円(2022/2/20の為替レート換算)
経費率:0.07%
直近配当利回り:3.74%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
S&P500 High Dividend Index(SPXHDUP)とは
S&P 500 High Dividend Index(SPXHDUP)とは、S&P500指数に採用されている銘柄の中で利回りの高い80銘柄を均等に保有する指数になります。
下記画像はS&P500 High Dividend Index(SPXHDUP)の直近10年間のチャートになります。
直近10年間のCAGR(年平均成長率)は7.62%となっています。

SPYDの特徴
配当利回り4%越のため、すぐに多くの配当金を受け取ることが出来る
SPYDは直近配当利回りこそ低くなっているものの、平均的には4%~5%の配当利回りがあります。
そのため、投資してすぐに4%と言う比較的多くの配当金を受け取ることが出来ます。
配当金推移が安定していない
SPYDは配当利回りが4%越えと他の高配当ETFと比較すると高い利回りがあるのですが、配当金推移が全然安定していません。
増配と減配を繰り返しているため、平均増配率も低くなっています。
超低コストで運用することが可能
米国ETFの中では上位にランクインするほど経費率が低くなっています。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
SPYDのセクター構成比率

次にSPYDのセクター構成比率について解説していきます。
SPYDのセクター構成比率
下記画像は2022年2月17日時点でのSPYDのセクター構成比率になります。
SPYDは景気循環で示す、景気回復時に強いセクターが上位50%近くを占めています。
ちなみに景気回復時に強いセクターは金融、資本財、一般消費財、不動産になります。

SPYDの組み入れ銘柄TOP10

次にSPYDの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
SPYDの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年2月17日時点でのSPYDの組み入れ銘柄TOP10になります。
SPYDは80銘柄に対して均等に投資をしているため、保有割合の差というのは値上がりをしているか下落しているかの少しの差しかありません。
しかし、大型株や小型株でも同じ割合になるため、小型株の影響を受けやすいようにはなっています。

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SPYDの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にSPYDの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
SPYDの株価推移
下記画像がSPYDの設定来の株価推移になります。
設定されてから日が浅いため、長期的な目線では見れませんが、コロナショック時には40%近く下落しました。
しかし、その後不動産セクターを中心に強い買戻しが入ったため、なんとかコロナショック前の水準に戻ってきています。

SPYDの配当金推移
下記画像はSPYDの設定来の配当金推移と増配率になります。
SPYDの特徴の所でも話しましたが、増配と減配を繰り返しているため配当金についてはまったく安定していません。
年平均増配率は0.80%となっています。

下記画像はSPYDの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
見てもらうと分かりますが、増配率がプラスにもマイナスにも大きく振れています。
数値で捉えると、配当金の前年同期比が-80~+80%の間で推移しているため、SPYDに投資をする際はこの点に注意してください。

SPYDの年平均リターン
下記画像はSPYDの年平均リターンになります。
設定日が2015年とかなり若いETFとなっているため、長期的なパフォーマンスを見ることは出来ませんが、5年間の年平均リターンが9.08%、設定来で言うと10.85%というリターンになっています。

まとめ

今回は米国の高配当ETFの1つである『SPYD』について解説してきました。
SPYDは他の高配当ETFと比較すると配当利回りが高くなる傾向があり、目先の配当金が欲しい方にとってはおすすめ出来るETFとなっています。
しかし、配当金推移を見ると分かりますが1回1回の配当金が安定していないため、SPYDに投資を考えている人はそこに注意する必要があります。
SPYDは連動する指数の特性上、株価が上昇しづらくなっているため、積立投資をするのではなく株価が下落した時に一括投資をする方が良いと思います。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.4月の投資進捗と現在の金融資産額、トータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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