こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は自分が保有している米国株銘柄である『フィリップ・モリス・インターナショナル:PM』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルの概要
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルの株価推移
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルの業績
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルの配当金推移と年平均増配率
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルの連続増配年数と配当性向
▷ フィリップ・モリス・インターナショナルに投資するメリットとデメリット
自分が投資している企業がどういった企業なのか、過去からの株価推移はどうなのかを分析することはとても大切なことになります。
長期投資をするうえで株式を保有する自信にもつながりますし、これからの時代に向かい風なのか追い風なのかを知ることが出来ます。
向かい風なのであれば保有割合を減らしたり、追い風なのであれば保有割合を増やしたりといったリバランスを自分で考えることも出来ます。
フィリップ・モリス・インターナショナルの概要

まず初めにフィリップ・モリス・インターナショナルの概要について解説していきます。
世界最大のたばこメーカー
フィリップ・モリス・インターナショナルはアメリカ合衆国ニューヨーク州に本社置く、世界最大のたばこメーカーになります。
主要な銘柄としては『ラーク(旧フィリップモリス)』、『マールボロ』、『バージニア・エス(旧バージニア・スリム)』、『パーラメント』があります。
現在フィリップ・モリス・インターナショナルは紙巻たばこに替わる、煙の出ない製品の開発にかなり力を入れています。
そして、紙巻たばこ全てを煙の出ない製品に切替えていくことをビジョンとして掲げています。
フィリップ・モリス・インターナショナルのビジョンについて詳しく知りたい方は下記リンクからご覧ください。

フィリップ・モリス・インターナショナルの株価推移

次にフィリップ・モリス・インターナショナルの過去から株価推移を見ていきます。
2008年から2021年10月現在までの株価推移
下記画像は2008年から2021年10月現在までのフィリップ・モリス・インターナショナルの株価推移になっています。
2009年から2017年までは順調に右肩上がりを続けてきましたが、最近ボックス相場になっていました。
しかし、直近株価が上昇してきましたのでこれを機にまた上昇トレンドに転換して欲しいですが、たばこ株ということもあり、世界の風潮としては逆行気味なのかなとも思います。

フィリップ・モリス・インターナショナルの業績

次にフィリップ・モリス・インターナショナルの業績について解説していきます。
フィリップ・モリス・インターナショナルの売上高、営業利益、営業利益率
下記画像は2016年~2020年の売上高と営業利益、合わせて営業利益率をグラフにしたものになります。
左の数値は売上高と営業利益(百万ドル)を示しており、右の数値は営業利益率(%)を示しています。
売上高、営業利益ともにかなり安定していると思います。
営業利益率も35%~41%付近で推移しており、かなり高い営業利益率を維持していると思います。

フィリップ・モリス・インターナショナルの配当データについて

次にフィリップ・モリス・インターナショナルに関する配当データについて解説していきます。
2008年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率
下記のグラフは2008年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率を表したものになります。
左の数値は1株当たりの配当金($)を示しており、右の数値は増配率(%)を示しています。
2011年から2016年にかけて増配率が大きく下がってきています。
直近は2~6%ぐらいの増配率で推移しています。
フィリップ・モリス・インターナショナルの年平均増配率は7.15%となっています。

下記のグラフが2008年から2021年9月現在までの4半期ごとの配当金推移と増配率を表したものになります。
フィリップ・モリス・インターナショナルの増配の特徴は、アルトリア・グループと同じくその年の7月の配当金を増配し、その増配後の配当金を翌年の4月まで維持するということです。
そのため、その年に増配が行われるかどうかは7月の配当金を確認することで分かるようになります。

配当利回り
2021年10月22日現在の配当利回りは、5.15%となっています。
配当金支払月
フィリップ・モリス・インターナショナルの配当金支払月は、1月、4月、7月、10月の4回になります。
権利落ち日は、支払月の1カ月前になるので購入する際は注意が必要です。
権利落ち日:配当が貰える権利がなくなる日。この日より前に株を保有していれば配当を受け取ることが出来る。
連続増配年数と配当性向
下記画像は2016年~2020年のEPSと1株配当、配当性向をグラフにしたものです。
2021年6月現在の連続増配年数13年は、配当性向は91.28%となっています。
直近5年間は配当性向が85%~100%で推移しており、今後の増配余地はあまりないように感じます。
配当性向:利益のうちどれぐらいの割合を配当にまわしているかを表し、1株配当÷1株利益(EPS)の計算式によって求められる。

フィリップ・モリス・インターナショナルに投資するメリットとデメリット

最後にフィリップ・モリス・インターナショナルに投資するメリットとデメリットについて簡単に解説していきます。
フィリップ・モリス・インターナショナルに投資するメリット
フィリップ・モリス・インターナショナルは連続増配銘柄であるため、長期保有することで毎年増配の恩恵を受けることが出来ます。
定期的に入金することが出来る人であればその恩恵に気づくことがないかもしれませんが、FIREを達成した人や定年退職をして投資への入金があまり出来なくなった時にそのありがたみに気づくと思います。
追加投資を行わなくても配当金を増やしてくれる銘柄というのは個人的にも重宝しています。
配当利回りも5.0%以上と、2.0%や3.0%程度の配当利回りに満足出来ない方にはおすすめです。
フィリップ・モリス・インターナショナルに投資するデメリット
フィリップ・モリス・インターナショナルは世界的にも大きな企業になりますが、2017年の調査によると企業の平均寿命は23.5年ということで、どんな企業にも倒産というリスクは伴います。
もちろん日本企業と米国企業では違うと思いますが、投資の世界に絶対という言葉はないので、個別株に投資をするということは倒産する可能性があるかもしれないと頭の片隅に置いておく必要はあると思います。
さらにたばこ株というのは禁煙が推奨されている世界と逆行しているため、今後も業績が安定していくのかまたは増えていくかの予測が難しく、増配の継続や配当の安定性には陰りが見えると思います。
まとめ

今回は自分が保有している米国株銘柄『フィリップ・モリス・インターナショナル:PM』について解説してきました。
フィリップ・モリス・インターナショナルは連続増配銘柄のわりに現在の増配年数は13年とまだ短いですが、分社化する前はアルトリア・グループであったことを考えるとかなりの増配年数になります。
しかし、アルトリア・グループと同様にたばこ株というのは禁煙推奨の世界の流れとは逆行しています。
フィリップ・モリス・インターナショナルは現在煙の出ないたばこの開発などを行っているため、その商品がヒットすれば今後の業績も安定してくると思います。
2021年10月時点でのPMの保有数は7株、MYPFに占める割合は3.35%となっています。
他にもコカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソン、アルトリア・グループなどの解説もしているので、気になった方は下のリンクからご覧ください。
自分の保有している銘柄について知りたい方は投資進捗の方をご覧ください。
下記記事は2021.9月時点での投資進捗になります。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金についての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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