こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は進化版FIRE『パラレルインカムのはじめ方』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ パラレルインカムとは
▷ FIREとの違いについて
▷ パラレルインカムによって手に入れられる5つの自由
▷ パラレルインカムを実現するために4ステップ
パラレルインカムとは

まず初めにパラレルインカムについて解説していきます。
パラレルインカムとはお金のなる木を2本持つこと
パラレルインカムとはお金のなる木を2本持つことを指します。
1本目は自分が働くことによって得ることが出来る労働所得のことを言い、2本目は自分が働かなくても資産から得ることが出来る資産所得のことを言います。
この2つの所得を持つことで自分の人生を自由にデザインすることを目的としているのがパラレルインカムという考え方になります。
FIREとの違いとは
最近FIREというムーブメントが話題になっています。
FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字を取ったもので、経済的自由を手に入れて早期退職をすることで労働から解放されようという考え方になります。
ここで言う経済的自由とは生活費よりも資産所得が多くなることで、自分が働かなくても生きていける状態のことを指します。
パラレルインカムも一見FIREと同じだと思われがちですが、FIREとはまったく違う考え方になります。
パラレルインカムとFIREの違いその①:目指している目標
パラレルインカムとFIREの違いその①として目指している目標になります。
FIREは労働から解放され、資産所得だけで生きていくということ目標にしているのに対して、パラレルインカムは労働所得+資産所得で生きていくことを目標としており、かつ労働に関しては自分がやりたい仕事をして自己実現をしていくことを目指しています。
パラレルインカムとFIREの違いその②:経済的自由の意味
パラレルインカムとFIREの違いその②として経済的自由の意味になります。
FIREは自分が働かなくても生きていけることを指しますが、パラレルインカムでの経済的自由とは自分の好きなことを制約なく出来ることを指しています。
パラレルインカムとFIREの違いその③:達成後の生活
パラレルインカムとFIREの違いその③として達成後の生活になります。
FIREは贅沢せずに今まで通りの生活をしていくことで資産を減らすことなく、24時間365日自由に生活することが出来るということに対して、パラレルインカムは生活費を超える労働所得と労働所得と同等の資産所得がある状態のため、自分がやりたいことをしつつ資産もどんどん増えていくという生活になります。
パラレルインカムとFIREの違いその④:必要な資産額
パラレルインカムとFIREの違いその④として必要な資産額になります。
一般的にFIREとは4%ルールをもとに年間400万円ぐらいの収入を得られるように1億円以上の資産が必要になってきますが、パラレルインカムはROI(投資利益率)が20%ぐらいの不動産に1.5億円分投資することになるため、融資のこと考えると3000万円ぐらいの資産があれば達成することが可能になります。
以上がFIREとパラレルインカムの違いになりますが、もっと詳しく知りたい方は本書を読んでみてください。
パラレルインカムによって手に入れられる5つの自由

次にパラレルインカムによって手に入れられる5つの自由について解説していきます。
その①:お金の自由
パラレルインカムによって手に入れられる1つ目の自由としては『お金の自由』になります。
前述したようにパラレルインカムとは生活費を上回る資産所得に加えて、労働所得もある状態のことを指します。
仮に生活費が25万円の場合、資産所得は生活費を上回る30万円で労働所得も同等の30万円だとすると、生活費は資産所得で補えてしまうため、残りの35万円を自由に使えるようになります。
35万円あればかなりの贅沢をすることが出来ますし、使わなかった分を投資に回すことでさらに資産所得を増やすことも可能です。
その②:時間の自由
パラレルインカムによって手に入れられる2つ目の自由としては『時間の自由』になります。
時間の自由とは自分がやりたいことのために時間を使えることを指します。
パラレルインカムでは資産所得によって生活費を確保出来ているため、どれぐらい仕事をするのか、どれぐらい休むのかを自分で選択することが出来ます。
しかも、仕事に関しても自分の好きな仕事をしているため苦になることもほとんどないと思います。
旅行に行く時はしばらく仕事を休んだり、仕事をしたい時は全力で仕事をしたりと自分のやりたいことに優先的に時間を使うことが出来ます。
その③:住処の自由
パラレルインカムによって手に入れられる3つ目の自由としては『住処の自由』になります。
パラレルインカムでは労働をしているため、ある程度の制限はあると思いますが、基本的にはどこにでも住むことが出来ますし、複数の拠点を構えることも可能です。
もちろん、住む場所によって掛かってくる費用などには差がありますが労働所得だけでなく、資産所得もあることによって自分が住みたいところに住むことが出来ます。
さらに複数の拠点を構えることで、休みの日は別の拠点で過ごしたりなどの贅沢をすることが出来ます。
その④:人間関係の自由
パラレルインカムによって手に入れられる4つ目の自由としては『人間関係の自由』になります。
人間の悩みの大半は人間関係と言われています。
みなさんも心当たりがある方が多いと思いますが、理不尽な上司やめんどくさい友達など正直関わりたくないけど、出来るだけ穏便に生活していくには関わっていくしかないと言った状況があると思います。
パラレルインカムを達成することでそんな人間関係を自分で選択出来るようになります。
その⑤:仕事の自由
パラレルインカムによって手に入れられる5つ目の自由としては『仕事の自由』になります。
仕事の自由とは、収入を基準に仕事を決めなくても良くなる状態のことを指します。
普通のサラリーマンであれば転職する時に一番の基準となるのが収入だと思います。
なぜなら、収入が下がってしまえば当然生活水準も変わってしまいますし、住宅ローンや車のローンなど必ず毎月発生してくる大きな支出を支払うことが出来なければ、家計に大きな打撃を与えてしまうからです。
パラレルインカムではすでに資産所得によって生活費を確保しているので、収入によって仕事を選ぶことがなくなり、自分がやりたいかやりたくないかで仕事を選ぶことが出来ます。
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パラレルインカムを実現するために4ステップ

最後にパラレルインカムを実現するための4ステップについて解説していきます。
ステップ1:労働所得を増やす
パラレルインカムを実現するための最初のステップは『労働所得を増やす』ということになります。
これはなぜかと言うと、資産所得を増やすにはまず資産を買うための軍資金を作る必要があるからです。
仮に今の生活をするのにやっとだとすると、その状態から資産を買うための余剰資金を生み出すには生活水準を下げることになってしまいますし、資産を増やすスピードも遅くなってしまいます。
そのため、まず始めるやるとこが労働所得を増やすことになるのです。
もし、生活費の最適化が出来そうなのであれば、そちらの方が即効性があり効果もあるので、労働所得を増やすよりも先に取り組んでもいいと思います。
まずは資産を買うための軍資金作りに注力していく必要があります。
ステップ2:資産構築をする
パラレルインカムを実現するための次のステップとしては『資産構築をする』ことになります。
資産構築をすると言うのは資産を増やすということを意味しています。
ステップ2ではステップ1で貯めた軍資金を投資することで資産を増やしていくフェーズになります。
本書では目標を立て、その目標に辿り着くにはどれぐらいの利回りになるのかを計算し、その利回りに合った方法で資産を増やしていくと言う順序になっています。
しかし、このフェーズが一番の難関だと言っても過言ではないと思います。
なぜなら、本書では『ステップ1で作った軍資金を元手にトライアンドエラーを繰り返し、再現性の高い手法を見つけたら、一気に資産を集中させて資産を増やす』というように書かれており、トレードによって資産を増やすということになるためです。
投資の世界では負ける人が大半で勝てる人はわずか少数と言われる世界です。
そんな中でも多くの人が資産形成出来る方法としてインデックス投資がありますが、インデックス投資は超長期前提での投資になるため、今回のように一気に資産を増やす方法ではありません。
よほど年収が高く、余剰資金が大量にある人ではない限り、このステップで止まってしまう人が多いのではないかと感じます。
ただし、軍資金が少なく、爆発的に資産を増やせる自信がない方は次のステップ3に行けば良いと個人的には思います。
ステップ3:資産所得を作る
パラレルインカムを実現する次のステップは『資産所得を作る』になります。
資産所得と言ってもキャピタルゲインではなくインカムゲインの方になります。
キャピタルゲインとは株や不動産などの資産を売却した時に発生する利益のことで、インカムゲインとは株式からの配当金や不動産からの家賃収入のことを指します。
要は持っているだけで発生する利益を増やしていこうというフェーズになります。
ステップ2である程度資産を増やせるようになってきたら、少しずつインカムゲインが増える資産を買っていき、最終的には生活費を超えるまでインカムゲインを増やしていきます。
そこで本書では不動産投資をおすすめしています。
不動産投資は融資を受けることで元手が少なくても大きな金額を動かせるようになるため、目標のインカムゲインまでの道のりを大きく短縮することが出来ます。
FIREとパラレルインカムの違いの所で話したように、株式投資では1億円あっても年収400万円ぐらいしか稼ぐことが出来ませんし、そもそも1億円を作れる人はそれほど多くありません。
不動産投資であれば、3000万円を頭金に1.5億円の不動産(ROI20%)を購入することで、年収600万円ほどの家賃収入を得ることが出来ます。
注意点としては、不動産投資は動く金額が大きいため、間違った物件などを選んでしまうと致命傷になってしまうかもしれないということです。
ステップ4:仕事でも自己実現を達成する
パラレルインカムを実現する最後のステップは『仕事でも自己実現を達成する』になります。
ステップ3ですでに生活費を超える資産所得を作っているため、そこで終わりなのでは?と思った方もいると思いますが、それではFIREとそれほど変わりはありません。
このステップ4では自分の好きなことを仕事にして労働所得を得るフェーズになります。
ここまで上り詰めるまでは好きではない仕事をしていたり、ワードワークで年収を上げていたりしていたと思いますが、ここからは自分の好きな仕事をして労働所得を得ていきます。
そうすることで前述した5つの自由が手に入り、自分の人生を好きなようにデザインしていくことで出来るようになっていきます。
まとめ

今回は進化版FIRE『パラレルインカムのはじめ方』について解説してきました。
パラレルインカムとは資産所得に加え、好きな仕事から労働所得を得ることで自分の人生を好きなようにデザインしていくことを指しています。
パラレルインカムでは生活費を資産所得で補っているため、残りの労働所得分は好きなことに使うことが出来ます。
これが進化版FIREと言われている所以だと思います。
FIREは労働からの解放を目標にしているのに対して、パラレルインカムでは自分の人生を好きなようにデザインしていくというポジティブな思考となっています。
本書ではFIREとパラレルインカムの違いについて詳しく書かれているため、どちらを目標にしようか迷っている方はぜひ、本書を手に取って読んで欲しいと思います。
ただし、個人的にはパラレルインカムは進化版FIREと言うのは分かりますが、その分難易度も高いと感じました。
なぜなら、本書では不動産投資をおすすめしており、不動産投資は動く金額も大きく、失敗してしまった時に致命傷を負いかねないと思ったのと、資産を増やすフェーズでトレードをしようと言っていたからです。
投資の世界でトレードによって資産を増やせる方と言うのはごく一部しかいないと思っています。
そんな世界でトレードで資産を増やすことを推奨されても多くの人は真似が出来ないと思いました。
ただし、パラレルインカムの考え方自体は素晴らしい物だと思ったので、自分も将来達成出来るように頑張っていきたいと思います。
他にもいろんな本の要約を上げているので、興味がある方は見てみてください。
行動しないと分かっていてもなかなか行動できていない人には『【要約】チーズはどこへ消えた?のあらすじと明日から人生を変える方法』がおすすめとなっています。
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