こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回はキャピタルゲインとインカムゲイン両方に期待が出来る高配当ETF『SCHD』について解説していきます。
SCHDは自分が今後投資を考えているETFになるのですが、現状は大手ネット証券3社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)から投資することが出来ないため、密かに追加されることを待っています。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ SCHDの基本情報
▷ Dow Jones U.S. Dividend100 Indexについて
▷ SCHDの特徴
▷ SCHDのセクター構成比率
▷ SCHDの組み入れ銘柄TOP10
▷ SCHDの株価推移と配当金推移
▷ SCHDの年平均リターン
他の記事でSCHD、VYM、VIGの比較を行っているので気になる方は『【米国ETF比較】SCHDvsVYMvsVIG一括/積立投資によるリスク・リターン比較』の方をご覧ください。
SCHDの基本情報

まず初めにSCHDの基本情報について解説していきます。
チャールズシュワブ社が運用する高配当ETF
名称:Schwab U.S. Dividend Equity ETF(シュワブ米国配当株式ETF)
連動指数:Dow Jones U.S. Dividend100 Index(インデックスティッカー:DJUSDIVT)
運用会社:Charles Schwab(チャールズシュワブ)
ファンドの設定日:2011年10月20日
組み入れ銘柄数:102銘柄
純資産総額:3兆9138億円(2022/2/16の為替レート換算)
経費率:0.06%
直近配当利回り:3.18%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
Dow Jones U.S. Dividend100 Index(DJUSDIVT)とは
Dow Jones U.S. Dividend100 Index(DJUSDIVT)とは米国で安定的に配当金を支払っている高配当利回り銘柄を財務比率、同業他社との比較によるファンダメンタルズの強さを考慮して選定している指数となっています。
下記画像はDow Jones U.S. Dividend100 Index(DJUSDIVT) の直近10年間のチャートになります。
直近10年間のCAGR(年平均成長率)は15.64%になります。

SCHDの特徴
配当利回りが3%前後があり、安定したインカムを得ることが出来る
基本的には配当利回りが上がれば、配当金が月によって大きく変動したり特殊な運用をしていたりとリスクも大きくなっていきます。
SCHDは配当利回り3%とそこまで配当利回りが高いというわけではないため、比較的安定したインカムを得ることが出来ます。
資産増加や将来の受取配当金の増加が見込める
SCHDは配当利回りのわりに株価上昇率が高いので資産増加にも大きく寄与しますし、増配率も高いので受取配当金も年々増加していきます。
超低コストで運用することが可能
米国ETFの中では上位にランクインするほど経費率が低くなっています。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
大手ネット証券3社では取り扱いがない
現状(2022年2月19日時点)は大手ネット証券3社で取り扱いがないため、買い付けを行うことが出来ません。
自分は毎日楽天証券のお知らせを確認しているので取り扱いが開始されたらTwitterの方でツイートするつもりです。
SCHDのセクター構成比率

次にSCHDのセクター構成比率について解説していきます。
SCHDのセクター構成比率
下記画像は2021年9月30日時点でのSCHDのセクター構成比率になります。
SCHDは金融、情報技術セクターが突出して割合が高く、その次に生活必需品、資本財、ヘルスケアと続いています。

SCHDの組み入れ銘柄TOP10

次にSCHDの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
SCHDの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2021年12月31日時点での組み入れ銘柄TOP10になります。
SCHDは組み入れ銘柄数が102銘柄と少ないため、PF全体における組み入れ銘柄TOP10の割合は40.88%となっております。

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SCHDの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にSCHDの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
SCHDの株価推移
下記画像はSCHDの設定来の株価推移になります。
見てもらうと分かりますが、綺麗な右肩上がりで上昇をし続けています。
特にコロナショック後からは驚異的な上昇を見せています。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は11.93%となっています。

SCHDの配当金推移
下記画像はSCHDの設定来の配当金推移になります。
株価同様に配当金推移も綺麗な右肩上がりを描いています。
連続増配年数は9年となっており、年平均増配率は10.88%となっています。

下記画像はSCHDの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
SCHDは配当金の前年比がマイナスになった月が現在までたった5回しかありません。
そのため、2012年から2021年までの9年間で配当金は約2.8倍にも増加しています。

SCHDの年平均リターン
下記画像はSCHDの年平均リターンになります。
SCHDは他の高配当ETFと比べると設定されて10年と比較的若いETFとなっていますが、設定来の年平均リターンは14.98%とかなりの高リターンとなっています。
配当利回りが3%ほどあるETFの中ではかなり上位に来るリターンなのではないかと思っています。

まとめ

今回はキャピタルゲインとインカムゲイン両方に期待が出来る高配当ETF『SCHD』について解説してきました。
SCHDは設定日が2011年と比較的若いETFとなっていますが、設定来の年平均リターンは14%以上もあるという、高配当ETFの中ではかなり上位に来る高リターンだと思っています。
連続増配年数も9年あり、年平均増配率は10%以上になります。
ライバルのETFとしては同じぐらいの配当利回りで高配当ETFの中でも人気のあるVYMになってきます。
VYMと比較するとSCHDの方がキャピタルとインカムともに優秀という結果になります。
VYMについて詳しく知りたい方は、『【米国ETF】VYMの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
注意点として現状は大手ネット証券3社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)から投資することが出来ません。
自分は楽天証券を使用しているので、楽天証券から投資が出来るようになったら、MYPFに組み入れる予定です。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.4月の投資進捗と現在の金融資産額、トータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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