こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は米国の代表的な高配当ETFの1つである『HDV』について解説していこうと思います。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ HDVの基本情報
▷ Morningstar Dividend Yield Focus Indexについて
▷ HDVの特徴
▷ HDVのセクター構成比率
▷ HDVの組み入れ銘柄TOP10
▷ HDVの株価推移と配当金推移
▷ HDVの年平均リターン
米国の代表的な高配当ETFには他にもVYMやSPYDと言ったものがあります。
VYMについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VYMの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
SPYDについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】SPYDの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
HDVの基本情報

まず初めにHDVの基本情報について解説していきます。
ブラックロック社が運用している高配当ETF
名称:iShares Core High Dividend ETF(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)
連動指数:Morningstar Dividend Yield Focus Index(インデックスティッカー:MDYFT)
運用会社:BlackRock(ブラックロック)
ファンドの設定日:2011年3月29日
組み入れ銘柄数:75銘柄
純資産総額:1兆7776億円(2022/7/10の為替レート換算)
経費率:0.08%
直近配当利回り:2.26%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
Morningstar Dividend Yield Focus Index(MDYFT)とは
Morningstar Dividend Yield Focus Index(MDYFT)とは、財務の健全性が高いと同時に、持続的に平均以上の配当を支払うことの出来る質の高い米国籍企業75銘柄で構成されている指数になります。
下記画像はMorningstar Dividend Yield Focus Index(MDYFT)の設定来のチャートになります。
設定来のCAGR(年平均成長率)は11.71%となっています。

HDVの特徴
配当利回りが4%前後があり、比較的安定したインカムを得ることが出来る
基本的には配当利回りが上がれば、配当金が月によって大きく変動したり特殊な運用をしていたりとリスクも大きくなっていきます。
HDVの配当利回りは4%前後となっているため、比較的安定したインカムを得ることが出来ます。
資産増加や将来の受取配当金の増加が見込める
HDVは配当利回りが高いだけでなく株価も右肩上がりに上昇しており、平均増配率も6%ほどあるため、資産増加や将来の受取配当金の増加に寄与します。
超低コストで運用することが可能
米国ETFの中では上位にランクインするほど経費率が低くなっています。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
HDVのセクター構成比率

次にHDVのセクター構成比率について解説していきます。
HDVのセクター構成比率
下記画像は2022年7月7日時点でのHDVのセクター構成比率になります。
HDVは景気循環で示す、後退、不況に強いセクターが上位を占めています。
ちなみに景気後退時に強いセクターはエネルギー、素材で、不況時に強いセクターは生活必需品、公益事業、ヘルスケアになります。

HDVの組み入れ銘柄TOP10

次にHDVの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
HDVの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年7月7日時点でのHDVの組み入れ銘柄TOP10になります。
画像を見ると分かりますが、エクソンモービルやジョンソン・エンド・ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブルなど連続増配年数が長い米国の大型株が多く採用されています。

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HDVの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にHDVの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
HDVの株価推移
下記画像がHDVの設定来の株価推移になります。
HDVは設定後、順調に右肩上がりを続けていましたが、今回のコロナショックで株価が大幅に下落しています。
現在はコロナショック前の水準よりも上昇していますが、上昇の勢いはそれほど強くないと感じます。
株価のみのCAGRは6.38%となっています。

HDVの配当金推移
下記画像はHDVの設定来の配当金推移と増配率になります。
HDVは2016年と2021年に減配をしていますが、それ以外の年では順調に増配をしていっているため、配当金推移としては右肩上がりで上昇していっています。
年平均増配率は6.11%となっています。

下記画像はHDVの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
HDVの配当金は比較的安定しており、前年同期比-10~+20%の間で推移しています。
ただし、直近は減配気味になっています。

HDVの年平均リターン
下記画像はHDVの年平均リターンになります。
HDVは誕生してから10年と比較的新しいETFとなりますが、10年間の年平均リターンは9.18%、設定来だと10.06%と申し分ないリターンを出していると思います。

まとめ

今回は米国の代表的な高配当ETFの1つである『HDV』について解説してきました。
HDVは2011年に設定されたETFでまだ10年しか経っていませんが、配当利回りは4%ほどあり、株価も緩やかですが右肩上がりをし続けています。
1回1回の配当金も前年同期比-10~+20%の間で推移しており、比較的安定していることが分かります。
米国の代表的な高配当ETFと言うと他にVYMやSPYDがありますが、HDVは配当利回りが4%ほどあるため、VYMでは満足出来ないがSPYDだとリスクが大きいと感じる人向けのETFになると思います。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.6月の投資進捗とトータルリターンについて』の方をご覧ください。
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