こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は自分が保有している米国株銘柄『エクソンモービル:XOM』について解説していきたいと思います。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ エクソンモービルの概要
▷ エクソンモービルの株価推移
▷ エクソンモービルの業績
▷ エクソンモービルの配当金推移と年平均増配率
▷ エクソンモービルの連続増配年数と配当性向
▷ エクソンモービルに投資するメリットとデメリット
自分が投資している企業がどういった企業なのか、過去からの株価推移はどうなのかを分析することはとても大切なことになります。
長期投資をするうえで株式を保有する自信にもつながりますし、これからの時代に向かい風なのか追い風なのかを知ることが出来ます。
向かい風なのであれば保有割合を減らしたり、追い風なのであれば保有割合を増やしたりといったリバランスを自分で考えることも出来ます。
エクソンモービルの概要

まず初めにエクソンモービルの概要について簡単に解説します。
アメリカ合衆国を代表する石油会社
エクソンモービルとは、世界最大級の石油メジャーであった、エクソンとモービルが合併したことによって誕生しました。
石油メジャー:石油の採掘、生産、輸送、精製、販売までの全段階を垂直統合で行い、シェアの大部分を支配する石油系巨大企業複合体のこと。
本社はアメリカ合衆国のテキサス州にあります。
『Esso』、『Mobil』、『ゼネラル』の3ブランドでガソリンスタンドを展開中。
日本での事業は、EMGマーケティング合同会社を中心に運営。
石油製品・石油化学製品の販売を主要事業とし、同社を親会社とするエクソンモービル・ジャパングループを展開していた。
エクソンモービルの株価推移

次にエクソンモービルの過去からの株価推移について解説していきます。
1968年~2021年10月現在までの株価チャート
下記画像がエクソンモービルの2021年10月現在までの株価推移になります。
2014年あたりまでは順調に株価が上昇してきましが、2014以降は一貫して下落基調にあります。
さらにそこに追い打ちをかけるようにコロナショックがあり、株価は一時33ドル付近まで大暴落しました。
現在は60ドル前後を行ったり来たりしている状況です。
石油会社の株価は原油価格と連動しやすいため、投資をした際は原油価格にも注目をしておくことが必要です。

エクソンモービルの業績について

次にエクソンモービルの業績について解説していきます。
エクソンモービルの売上高、営業利益、営業利益率
下記画像は2016年~2020年の売上高と営業利益、合わせて営業利益率をグラフにしたものになります。
左の数値は売上高と営業利益(百万ドル)を示しており、右の数値は営業利益率(%)を示しています。
2016年~2018年までは売上高も順調に上がっていましたが、2018年以降は減少傾向にあり、特に2020年は営業利益がマイナスに転じています。
これはコロナショックによる外出規制などの影響も大きくあると思います。
今後、経済が回復に向かって行くとどうなっていくか注視しておく必要があります。

エクソンモービルの配当データについて

次にエクソンモービルに関する配当データについて解説します。
2008年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率
下記のグラフが2008年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率を表したものになります。
左の数値は1株当たりの配当金(ドル)を示しており、右の数値は増配率(%)を示しています。
2012年~2014年にかけてはかなりの増配率でしたが、それ以外の期間を見るとおおよそ3%~6%ぐらいの増配率に落ち着くと思います。
エクソンモービルの年平均増配率は7.05%とかなりの増配率になります。

下記のグラフが2008年から2021年9月現在までの4半期ごとの配当金推移と増配率を表したものになります。
エクソンモービルの増配の特徴は、その年の6月の配当金を増配し、その増配後の配当金を9月以降も維持するということです。
そのため、その年に増配が行われるかどうかは6月の配当金を確認することで分かるようになります。
しかし、2021年の6月には増配が行われず去年の6月に増配した金額がそのまま継続されているため、今年で連続増配年数が途切れる可能性もあります。

配当利回り
2021年10月21日現在の配当利回りは5.48%になります。
配当金支払月
エクソンモービルの配当金支払月は、3月、6月、9月、12月の4回になります。
権利落ち日は、支払月の1カ月前になるので購入する際は注意が必要です。
権利落ち日:配当が貰える権利がなくなる日。この日より前に株を保有していれば配当を受け取ることが出来る。
連続増配年数と配当性向
下記画像は2016年~2020年のEPSと1株配当、配当性向をグラフにしたものです。
2020年5月現在の連続増配年数は37年、配当性向は-66.16%となっています。
業績を見てもらっても分かる通り、営業利益が赤字になっているため、配当性向もマイナスになってしまっています。
過去の配当性向を見てもかなり振れ幅があることが分かり、100%以上になることも多くあるため、今後も増配を続けていけるかというとかなり怪しいラインになってきます。
配当性向:利益のうちどれぐらいの割合を配当にまわしているかを表し、1株配当÷1株利益(EPS)の計算式によって求められる。

エクソンモービルに投資するメリットとデメリット

最後にエクソンモービルに投資するメリットとデメリットについて簡単に解説していきます。
エクソンモービルに投資するメリット
エクソンモービルは連続増配銘柄であるため、長期保有することで毎年増配の恩恵を受けることが出来ます。
定期的に入金することが出来る人であればその恩恵に気づくことがないかもしれませんが、FIREを達成した人や定年退職をして投資への入金があまり出来なくなった時にそのありがたみに気づくと思います。
追加投資を行わなくても配当金を増やしてくれる銘柄というのは個人的にも重宝しています。
エクソンモービルは連続増配銘柄の中でも配当利回りが5%以上と高いため、配当を多く貰いつつ、長期保有することでさらに配当利回りが上がるというメリットもあります。
エクソンモービルに投資するデメリット
エクソンモービルは世界的にも大きな企業になりますが、2017年の調査によると企業の平均寿命は23.5年ということで、どんな企業にも倒産というリスクは伴います。
もちろん日本企業と米国企業では違うと思いますが、投資の世界に絶対という言葉はないので、個別株に投資をするということは倒産する可能性があるかもしれないと頭の片隅に置いておく必要はあると思います。
さらにエクソンモービルは今年の増配を行っていないことから、今後の増配余地がなくなってきているのではないかとも考えられます。
業績に関してもいいとは言えず、配当性向もマイナスになっているためその点にも注意が必要です。
まとめ

今回は保有している米国株銘柄『エクソンモービル:XOM』について解説をしてきました。
エクソンモービルは連続増配銘柄が44年で、配当利回りも5%以上あり、魅力的な銘柄になるのですが、今年の増配が行われていないことや、業績、配当性向が悪くなってきているということも考えるとこの先も増配が続くのかと言われると微妙だと思います。
株価に関してもジョンソン・エンド・ジョンソンやプロクターアンドギャンブのように一貫して右肩上がりをしているわけではないので、誰にでもおすすめ出来る銘柄ではないと思います。
2021年10月時点でのXOMの保有数は14株、MYPFに占める割合は4.41%となっています。
他にもAT&Tやコカ・コーラ、アルトリア・グループなどの解説もしているので、気になった方は下のリンクからご覧ください。
自分の保有している銘柄について知りたい方は投資進捗の方をご覧ください。
下記記事は2021.9月時点での投資進捗になります。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金についての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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