こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は『大富豪からの手紙』について解説していきたいと思います。
本書は大富豪である祖父がお金の代わりに残した9つの手紙を読みながら、いろいろな体験をしていく大学生の話になります。
この記事では、
▷ 本書のあらすじ
▷ なぜお金ではなく手紙を残したのか
▷ 祖父が残した9つの手紙について
について解説しています。
本書のあらすじ

まず初めに本書のあらすじについて簡単に解説します。
主人公が手紙に導かれて物語が進んでいく
ある日、亡くなった祖父が残した手紙が孫の佐藤敬(主人公)のもとに届きます。
手紙は全部で9つあり、手紙を開ける時が来たと感じたら順番に開けていって欲しいというメッセージがありました。
主人公はその手紙に導かれ、北海道、京都、タイ、ブータンといろいろなところを旅していきます。
その旅の中で祖父の親友にあったり、仲間が出来たりと人生で大切なことを学んでいきます。
なぜお金ではなく手紙を残したのか

大富豪である祖父がお金ではなく手紙を残した理由は、人生で一番大切なものを学ぶ機会を与えたかったからと述べられています。
人生で一番大切なものを学ぶ機会とは
これは自分の考えになってしまいますが、人生で一番大切なものを学ぶ機会というのは『経験すること』を指しているのではないかと思います。
本書では、この手紙の内容を身に付けることで仕事の成功、十分なお金、良い人間関係、家族との幸せな暮らしを手に入れることが出来ると書いてあります。
手紙の内容は祖父が経験した成功談や失敗談が書かれているため、孫にもいろいろな経験をしてもらい、人生を豊かなものにしていって欲しかったのではないかと思います。
経験というのは行動した人だけが感じられるものであるため、お金で買えるものではありません。
そのため、大富豪である祖父はお金という目の前の幸せではなく、人生を幸せなものにするための『経験』を残していったのだと思います。
祖父が残した9つの手紙の内容とは

次に9つの手紙の内容について解説していきます。
手紙の内容は
・第1の手紙『偶然』
・第2の手紙『決断』
・第3の手紙『直感』
・第4の手紙『行動』
・第5の手紙『お金』
・第6の手紙『仕事』
・第7の手紙『失敗』
・第8の手紙『人間関係』
・第9の手紙『運命』
のようになっています。
順番に解説していきます。
第1の手紙『偶然』
『偶然というものは存在しない』
第1の手紙:【偶然】から引用
偶然に偶然が重なって、という経験をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、本書ではその偶然のことを『一見偶然に見える、意味のある必然』と言っています。
これは一見すると偶然起きた出来事かもしれませんが、すべてに意味があって自分を幸せにするために起きているという考え方です。
そして、この一見偶然に見える、意味のある必然を見つけることによって人生は変わっていきます。
これを見つけるためには、カフェに入ったら知り合いがいないか探してみたり、普段はいかない所に行ってみたり、気になった友人に電話をしてみたりと、普段よりも少し積極的に行動するだけです。
そうすると、運命の女神が偶然を起こしてくれるはずです。
第2の手紙『決断』
「決断すること=自分の新しい未来を創り出すこと」
第2の手紙:【決断】から引用
何かの物事を決めた瞬間に、その未来は同時に誕生すると本書にあります。
ということは、決められないということはその後の未来というのは誕生しないため、実現しないことになります。
そのため日ごろから決断するクセをつけることで、どんどん新しい未来が作られるようになります。
しかし、すぐに何か決断しろといわれても何を決断すればいいか分からないという人もいると思います。
そういう人は、『最高の未来を手に入れる』と決断してください。
そして、最高の未来とはどのような未来かを想像し、どうしたらそうなれるかを少し意識して生活するだけで、最高の未来は少しずつ向こうからやってくるようになると思います。
第3の手紙『直感』
自分の心と直感に従う勇気を持つこと
第3の手紙:【直感】から引用
直感というと、それってただのカンのことでしょ、と思ったかもしれません。
しかし、直感というのは英知であり、幸せの方向に導くナビゲーションです。
そのため、直感に従うことで自分の人生は幸せな方向に向かって行き、直感に逆らうと人生が良くない方向に行ってしまいます。
もし決断に迷った時は自分の直感に従い、行動していって欲しいと思います。
第4の手紙『行動』
いくら『決断』したとしても、『行動すること』なしにはその未来は近づいてこない
第4の手紙:【行動】から引用
決断したからといって、自宅に引きこもっていては、決めた未来は実現しません。
しかし、行動には2パターンあります。
将来、不都合があるから嫌々やる行動(マイナスの行動エネルギー)と今、楽しいからやるワクワクする行動(プラスの行動エネルギー)です。
大半の人は、前者を精一杯やって後者をやりません。
そのため、ワクワクするプラスの行動をしていくことが大切になっていきます。
思い描く未来が手に入るまで、偶然に導かれながら、直感でワクワクすることをやり続けていって欲しいと思います。
第5の手紙『お金』
お金をいくら持っているかと、幸せは、全く関係がない
第5の手紙:【お金】から引用
年収と幸福度の関係を見ると、年収800万円を起点に、それ以上年収が増えても幸福度が上がらないことがわかっています。
ここで大切になってくるのは、お金をいくら持っているかではなく、お金との距離のバランスを取ることです。
お金について考えすぎも良くないですし、お金に全く興味がないこともよくありません。
お金とちゃんと向き合い、近づきすぎず、遠すぎないちょうどいい距離感を保つことが必要です。
第6の手紙『仕事』
仕事をしないでたくさんお金を稼いだとしても、本当の意味で、人は幸せを感じることは出来ない生き物
第6の手紙:【仕事】から引用
人間というのは、誰かに利益を与えたり、喜ばせたりすることに幸せを感じる生き物です。
つまり、人生の最高の喜びというのは、誰かに何かをしてあげて感謝されることであり、それこそが仕事をする醍醐味とも言えます。
自分の才能を生かせる『天職』に出会うことが出来れば、仕事が楽しくなりさらに人を喜ばせることで幸せを感じることができ、一石二鳥です。
しかし、天職に出会うことはなかなか出来ることではないかもしれません。
そのため、自分が好きなことをとことんやってみたり、今の仕事を一生懸命取り組むことでそれが天職になる可能性もあります。
もし、今の仕事が自分にあっていないと感じる時は、自分が好きなことをとことんやって起業したり、興味がある仕事に転職してみても良いかもしれません。
第7の手紙『失敗』
成功のためには、失敗は必要であり、失敗のない成功は危険だ
第7の手紙:【失敗】から引用
自分が最近見ている動画の若き経営者も同じようなこと言っていました。
失敗をしない人生は失敗する、と。
さらに本書にもありますが、失敗したということは挑戦をしたことだと。
たくさん挑戦してきたからこそ成功しますし、たくさん失敗したからこそ、その失敗を次に生かせたりします。
もし、今の人生に飽き飽きしていたり、何か変えたいと思っている人は失敗を恐れず、たくさんのことに挑戦をしていって欲しいと思います。
自分も人生を変えたくて、ブログや投資を始めました。
第8の手紙『人間関係』
いい人間関係なしには、何事もうまくいかない
第8の手紙:【人間関係】から引用
仕事を辞める理由のほとんどが人間関係と言われるぐらい、人間関係は大切なものになってきます。
それは仕事上の人間関係もプライベートの人間関係もどちらも大切です。
仕事で大成功して、大豪邸に住んでいたとしてもたった一人だと寂しいだけです。
それよりも、お金があまりなくても仲のいい家族に囲まれたり、親友と呼べる友達が居たりした方が幸せを感じることが出来ると思います。
良い人間関係からはエネルギーを貰えますし、心が満たされて幸せに生きることが出来ます。
第9の手紙『運命』
知らないうちに、自分の宿命の引力に影響されている
第9の手紙:【運命】から引用
本書では運命と宿命について下記のように説明しています。
運命:どうやって生きるかは君が自由に決められる。
宿命:自分が生まれた時に決まっているもの。
人生がどれだけうまくいっていたとしても絶えず、宿命の引力が働きます。
うまくいっている時に、失敗してくじけそうになった時は、そこが宿命と運命の分岐点だと思って欲しいと思います。
そこでどう行動するかによって、運命を選択するか、宿命に引き戻されるかが決まっていきます。
自分の人生をどう変えるかの選択肢は、毎日与えられています。
そのため、自分の意志で運命を選び、宿命の引力から抜け出していって欲しいと思います。
まとめ

今回は、本田健さんが執筆された『大富豪からの手紙』について解説しました。
本書は自分の人生と向き合い、これからを考えることが出来る内容になっていると思います。
自分は特に『直感』と『運命』の内容が面白いと思いました。
今思えば、あの時あの選択をしていなければ今の自分はなかったなと思うことがたくさんあります。
結構ボリュームがある本になるので、今回は少ししか紹介出来ませんでしたが、ストーリー仕立てのためどんどん読み進められると思うので、購入して読んでみていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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