こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は米国市場全体の90%を網羅しているETF『SPTM』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ SPTMの基本情報
▷ S&P Composite 1500 Indexについて
▷ SPTMの特徴
▷ SPTMのセクター構成比率
▷ SPTMの組み入れ銘柄TOP10
▷ SPTMの株価推移や配当金推移
▷ SPTMの年平均リターン
SPTMの基本情報

まず初めにSPTMの基本情報について解説していきます。
ステートストリート社が運用する米国市場90%カバーETF
名称:SPDR Portfolio S&P 1500 Composite Stock Market ETF(SPDR ポートフォリオ S&P 1500コンポジット・ストック・マーケットETF)
連動指数:S&P Composite 1500 Index(インデックスティッカー:SPR)
運用会社:State Street(ステートストリート)
ファンドの設定日:2000年10月4日
組み入れ銘柄数:1525銘柄
純資産総額:6822億円(2022/6/14の為替レート換算)
経費率:0.03%
直近配当利回り:1.38%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
S&P Composite 1500 Index(SPR)とは
S&P Composite 1500 Index(SPR)とはS&P500、S&P中型株400指数、S&P小型株600指数という3つのインデックスを組み合わせ、米国時価総額の約90%をカバーする指数となっています。
また、米国株式市場のパフォーマンスを再現すること、取引可能な代表的な株式ユニバースに対するベンチマークを求める投資家向けに設計されています。
下記画像はS&P Composite 1500 Index(SPR)の直近10年間のチャートになります。
直近10年間のCAGR(年平均成長率)は12.29%になります。

SPTMの特徴
米国市場全体に投資が出来る
SPTMは米国市場全体の約90%をカバーしているため、SPTMに投資をするだけで米国市場に上場しているほとんどの銘柄に簡単に投資をすることが出来ます。
大型株だけでなく中型株や小型株にも投資がしたいという方におすすめとなっています。
VTIよりも1株当たりの単価が安い
米国市場全体に投資が出来るETFとしてVTIがありますが、VTIは1株単価が約200ドル(日本円換算で26000円)しますが、SPTMは1株単価が約51ドル(日本円換算で6700円)とかなり低くなっています。
もちろんVTIとSPTMはまったく一緒な指数ではありませんが、米国市場ほぼ100%カバーのVTIか米国市場約90%カバーのSPTMを選ぶかはほとんど差がないと思います。
超低コストで運用することが可能
SPTMの経費率は0.03%と、他の有名なETF(VOOやVTI)と同等な水準となっています。
経費率はパフォーマンスが良い時も悪い時もかかってくるものになるため、経費率は出来る限り低い物がおすすめとなります。
SPTMのセクター構成比率

次にSPTMのセクター構成比率について解説していきます。
SPTMのセクター構成比率
下記画像は2022年6月2日時点でのSPTMのセクター構成比率になります。
情報技術セクターの割合が一番高く、次いでヘルスケア、その次に金融の割合が高くなっています。

SPTMの組み入れ銘柄TOP10

次にSPTMの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
SPTMの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年6月2日時点でのSPTMの組み入れ銘柄TOP10になります。
組み入れ銘柄TOP10だけ見るとS&P500とほとんど同じです。
ただし、組み入れ銘柄数が違うため保有比率が違ってきます。
組み入れ銘柄TOP10が全体に占める割合は24.61%となっています。

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SPTMの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にSPTMの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
SPTMの株価推移
下記画像はSPTMの設定来の株価推移になります。
見てもらうと分かる通りSPTMが誕生してから一貫して上昇し続けています。
数々の暴落に合っていますが、その後必ず元の水準まで戻してきているためこれほど頼もしいチャートはないと思います。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は6.08%となっています。

SPTMの配当金推移
下記画像はSPTMの2007年以降の配当金推移と増配率になります。
2007年以降で見ると2009年と2015年で減配してしまっているものの、それ以外の年ではしっかり増配していっています。
年平均増配率は7.94%となっています。

下記画像はSPTMの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
各月ごとの配当金は-20%~+40%のレンジと比較的ふり幅がありますが、年間で見るとしっかりと増配していっています。

SPTMの年平均リターン
下記画像は2022年4月30日時点でのSPTMの年平均リターンになります。
2022年に入ってからは米国市場全体が暴落しているため年初来リターンは-12.81%となってしまっていますが、10年間の年平均リターンは13.38%、20年以上と言うかなり長い設定来の年平均リターンが7.25%となっており、かなり優秀なパフォーマンスだと思います。

まとめ

今回は米国市場全体の90%を網羅しているETF『SPTM』について解説してきました。
SPTMはS&P Composite 1500 Index(SPR)という指数に連動しており、S&P500、S&P中型株400指数、S&P小型株600指数を含むETFとなっています。
SPTMは2000年10月4日に誕生しており、すでに20年以上も運用されてきています。
SPTMの設定来の年平均リターンが7%以上もあるということを考えると相当優秀なETFと言えると思います。
SPTMの最大の特徴は米国市場全体の90%をカバーしているということと1株当たりの単価が低いということです。
同じようなETFにVTIがありますが、VTIの場合は1株当たりの単価が約200ドルと高い水準にありますが、SPTMの場合は1株当たりの単価が約51ドルとかなりお手頃な価格となっています。
VTIについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VTIの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.5月の投資進捗とトータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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