こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回はS&P500に連動するETF『SPLG』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ SPLGの基本情報
▷ S&P500 Indexについて
▷ SPLGの特徴
▷ SPLGのセクター構成比率
▷ SPLGの組み入れ銘柄TOP10
▷ SPLGの株価推移や配当金推移
▷ SPLGの年平均リターン
SPLGの基本情報

まず初めにSPLGの基本情報について解説していきます。
ステートストリート社が運用しているS&P500ETF
名称:SPDR Portfolio S&P 500 ETF(SPDR ポートフォリオ S&P500 ETF)
連動指数:S&P500 Index(インデックスティッカー:SPX)
運用会社:STATE STREET(ステートストリート)
ファンドの設定日:2005年11月8日
組み入れ銘柄数:504銘柄
純資産総額:1兆7098億円(2022/5/15の為替レート換算)
経費率:0.03%
直近配当利回り:1.30%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
S&P500 Index(SPX)とは
S&P500 Index(SPX)とは米国の主要産業を代表する500社により構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている指数になります。
ちなみに米国大型株の動向を表す最良の単一尺度として広く認められている株価指数にもなっています。
下記画像はS&P500 Index(SPX)の直近10年間のチャートになります。
直近10年間のCAGR(年平均成長率)は11.36%になります。

SPLGの特徴
S&P500に連動するETFの中では一番安価
S&P500に連動するETFにはVOOやIVV、SPYがありますが、1株の価格が300ドル後半から400ドル前半と結構高値となっています。
その中でもSPLGは1株の価格が49ドルとかなり安価となっているため、少ない金額から投資をしようと思っている方や配当金の再投資先としておすすめになります。
米国を代表する銘柄に分散投資が出来る
SPLGは連動指数がS&P500ということで米国を代表する500社に分散投資をすることが出来ます。
S&P500は投資の神様ウォーレン・バフェットも推奨する指数となっており、この指数に投資をしているだけでも長期的に見ると資産を大きく増やすことが出来ます。
インデックス投資の最適解の1つとも言われています。
超低コストで運用することが可能
SPLGの経費率は0.03%と、他の有名なETF(VOOやVTI)と同等な水準となっています。
経費率はパフォーマンスが良い時も悪い時もかかってくるものになるため、経費率は出来る限り低い物がおすすめとなります。
SPLGのセクター構成比率

次にSPLGのセクター構成比率について解説していきます。
SPLGのセクター構成比率
下記画像は4月28日時点でのSPLGのセクター構成比率になります。
情報技術セクターの割合が一番高く、次いでヘルスケア、その次に一般消費財の割合が高くなっています。

SPLGの組み入れ銘柄TOP10

次にSPLGの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
SPLGの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は4月28日時点でのSPLGの組み入れ銘柄TOP10になります。
S&P500には誰もが知っているアップルやマイクロソフト、Amazon、アルファベット(グーグル)などの生活インフラと呼ばれる銘柄が多く採用されています。

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SPLGの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にSPLGの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
SPLGの株価推移
下記画像はSPLGの設定来の株価推移になります。
見てもらうと分かる通り、たくさんの暴落を繰り返しながらも一貫して上昇をし続けています。
特にコロナショック後は金融緩和を追い風に急上昇しています。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は7.56%となっています。

SPLGの配当金推移
下記画像はSPLGの設定来の配当金推移と増配率になります。
リーマンショック時やコロナショック時には減配してしまっていますが、長期的な視点で見ると順調に右肩上がりで配当金が積み上がっていっています。

下記画像はSPLGの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
1回当たりの配当金で考えるとおおよそ0%~+20%の範囲内で推移しており、比較的安定して配当金を受け取ることが出来ます。

SPLGの年平均リターン
下記画像は2022年4月28日時点でのSPLGの年平均リターンになります。
2022年に入ってからのリターンは優れませんが、10年間の年平均リターンは14%越え、設定来で見ても10%を超える高リターンとなっています。
いかにS&P500と言う指数が優秀なのかということがこれを見るだけでも分かります。

まとめ

今回はS&P500に連動するETF『SPLG』について解説してきました。
SPLGは2020年1月24日に連動指数をSSGA大型株指数からS&P500に変更したことで、S&P500連動ETFの仲間入りをしました。
SPLGの最大の特徴は他のS&P500連動ETF(VOO、IVV、SPY)よりも1株の価格が安いことです。
VOOを例に挙げると、VOOを1株買うには378ドル(日本円換算で約49100円)が必要になりますが、SPLGの場合は1株の価格が49ドル(日本円換算で約6400円)になるため、かなりお手軽に投資することが出来ます。
また、配当金の再投資をしやすくなるのも価格が安いメリットとも言えます。
デメリットはないに等しいと思いますが、あえて挙げるとしたら知名度の低さによる資金の集まりが少し悪いぐらいだと思います。
S&P500連動ETFと言えばVOOと言う人が結構いると思いますし、純資産総額にもそれは顕著に表れています。
純資産総額が多ければ経費率が下がる可能性があるので、そういった面ではSPLGの方が不利になるかもしれません。
S&P500連動ETFと米国ほぼ100%をカバーしているVTIとの比較も行っているため、どちらに投資をしようか迷っている方は『【米国ETF比較】VTIvsVOO(IVV)一括/積立投資によるリスク・リターン比較』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.4月の投資進捗と現在の金融資産額、トータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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