こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は株価が安定していて毎月分配金を受け取ることが出来る米国ETF『PFFD』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ PFFDの基本情報
▷ ICE BofA Diversified Core U.S. Preferred Securities Indexについて
▷ PFFDの特徴
▷ PFFDのセクター構成比率
▷ PFFDの格付け割合
▷ PFFDの株価推移と配当金推移
▷ PFFDの年平均リターン
PFFDの基本情報

まず初めにPFFDの基本情報について解説していきます。
グローバルX社が運用している米国優先株式ETF
名称:Global X U.S. Preferred ETF(グローバルX 米国優先証券ETF)
連動指数:ICE BofA Diversified Core U.S. Preferred Securities Index(インデックスティッカー:PLCR4PM)
運用会社:Global X(グローバルX)
ファンドの設定日:2017年9月11日
組み入れ銘柄数:290銘柄
純資産総額:2627億円(2022/3/18の為替レート換算)
経費率:0.23%
直近配当利回り:5.64%
配当金支払月:毎月分配
ICE BofA Diversified Core U.S. Preferred Securities Index(PLCR4PM)とは
ICE BofA Diversified Core U.S. Preferred Securities Index(PLCR4PM)とは累積的優先株式、非累積的優先株式等さまざまな種類からなる米国の優先証券に追随する指数になります
そもそも優先株式というのは、簡単に言うと議決権がない代わりに配当を優先的に受け取れる株式の事を指し、優先株式の中にも累積的優先株式と非累積的優先株式があります。
累積的優先株式とは、優先株式の中でもその年の配当が一定額もしくは一定の割合に達しなかった場合に次の年に不足分が繰り越されるものになります。
非累積的優先株式は、不足分が繰り越されない優先株式になります。
PFFDの特徴
株価は比較的安定している
優先株式を投資対象としているETFには株価が比較的安定しているという特徴があります。
金融危機の際は大きく下がりますが、それ以外の日はあまり値動きがなくBOX相場を形成していることが多いです。
配当利回りが高く、毎月分配
PFFDは直近配当利回りが5.64%もあり、かつ毎月分配となります。
上記でも述べましたが株価が比較的安定しているため、安定的に配当金を受け取りたい方におすすめになります。
経費率がやや高め
PFFDの経費率は0.23%と主要な米国ETFと比べるとやや高い水準にあります。
経費率はパフォーマンスが良い時も悪い時もかかってくるものになるため、経費率は出来る限り低い物がおすすめとなります。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
PFFDのセクター構成比率

次にPFFDのセクター構成比率ついて解説していきます。
PFFDのセクター構成比率
PFFDのセクター構成比率は下記画像のようになっています。
下記画像は2021年5月31日時点でのセクター構成比率になります。
金融セクターが55.48%とかなり偏ったセクター構成になっていることが分かります。

PFFDの格付け割合

次にPFFDの格付け割合について解説していきます。
PFFDの格付け割合
PFFDの格付け割合は下記画像のようになっています。
下記画像は2021年5月31日時点での格付け割合になります。
格付けというのは簡単に言うとその会社の信用度になります。
下記画像で言うとAA+が一番格付けが高く、B-が一番低い格付けになっています。
一般的に格付けが高いと利回りが低く、格付けが低いと利回りが高くなります。
さらにBBB以上が投資適格と呼ばれ、BB以下が投機適格と呼ばれています。

スポンサーリンク
PFFDの株価推移と配当金推移、年平均リターン

次にPFFDの株価推移と配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
PFFDの株価推移
下記画像はPFFDの設定来の株価推移になっています。
見てもらうと分かるように株価は比較的安定しており、BOX相場を形成しています。
ただし、コロナショックやリーマンショックなどの金融危機にはかなり弱いという特徴があります。
裏を返せば金融危機などで大きく下がったところで買い付けを行えばキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙う事も出来ます。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は-1.44%となっています。

PFFDの配当金推移
下記画像はPFFDの設定来の配当金推移と増配率になります。
配当金については比較的安定していますが、やや減少気味と言ったところです。
しかし、これに関しては米国の金利の影響を受けていると考えられます。
これからどんどん減っていくということはなく、多少の上がり下がりを繰り返しながらも長期的に見れば安定していると呼べるようになると思います。

下記画像はPFFDの月ごとの配当金推移になります。
さすがに毎月配当だと増配率まで表示すると見にくくなってしまうので、配当金推移のみを表示させています。
PFFDの特徴としては、1月に配当がなく12月に2回の配当を出しているということです。
そのため毎月配当というよりは年12回配当と言った方が分かりやすいかもしれません。

PFFDの年平均リターン
下記画像はPFFDの設定来の年平均リターンになります。
設定来で言うと年平均6.8%というリターンになっていますが、こちらは配当金にかかる税金を無視したリターンになっています。

下記画像の『Return after taxes on distributions』と書いてあるところが配当金に課税した場合のリターンになります。
2020年12月30日までのデータになってしまうのですが、設定来で言うと年平均4.87%となっています。

まとめ

今回は株価が安定していて毎月分配金を受け取ることが出来る米国ETF『PFFD』について解説してきました。
PFFDは優先株式を投資対象としているETFになるため、株価は比較的安定しています。
金融危機にはかなり弱いものの株価は元の水準に戻ってきているため、暴落時に買い付けを行うことが出来ればキャピタルゲイン+毎月の安定したインカムゲインを得る事も出来ます。
配当利回りも5%以上あるという所も嬉しいポイントになります。
さらにPFFDは後発のETFになるため、運用期間が長いPFFよりも経費率が低くなっています。
もっと高い配当利回りのETFが欲しいという方にはグローバルX社が運用しているQYLDやXYLDがおすすめになります。
QYLDについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】配当利回り10%!一括投資が一番効果的?QYLDの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
XYLDについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】配当利回り8%!XYLDの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.4月の投資進捗と現在の金融資産額、トータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
Twitterでブログの更新や米国ETFの情報、自分の投資の状況などについて発信しているため、そちらのフォローもよろしくお願い致します!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント