こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回はウィズダムツリー社が運用している大型株に特化した高配当ETF『DLN』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ DLNの基本情報
▷ WisdomTree U.S. LargeCap Dividend Indexについて
▷ DLNの特徴
▷ DLNのセクター構成比率
▷ DLNの組み入れ銘柄TOP10
▷ DLNの株価推移と配当金推移
▷ DLNの年平均リターン
DLNの基本情報

まず初めにDLNの基本情報について解説していきます。
ウィズダムツリー社が運用している大型株特化高配当ETF
名称:WisdomTree U.S. LargeCap Dividend Fund(ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド)
連動指数:WisdomTree U.S. LargeCap Dividend Index(インデックスティッカー:WTLDI)
運用会社:WisdomTree(ウィズダムツリー)
ファンドの設定日:2006年6月16日
組み入れ銘柄数:300銘柄
純資産総額:4703億円(2022/7/22の為替レート換算)
経費率:0.28%
直近配当利回り:3.61%
配当金支払月:毎月分配
WisdomTree U.S. LargeCap Dividend Index(WTLDI)とは
WisdomTree U.S. LargeCap Dividend Index(WTLDI)とはWisdomTree U.S. Dividend Indexのうち、時価総額ランキング上位300社で構成されている指数となっています。
この指数は直近の1株当たり配当金に基づき、各構成企業が来年支払うと予測される現金配当金総額の比例配分を反映し、毎年配当加重されています。
下記画像はWisdomTree U.S. LargeCap Dividend Index(WTLDI)の設定来のチャートになります。
設定来のCAGR(年平均成長率)は8.63%になります。

DLNの特徴
高配当ETFだがキャピタルゲインも狙える
DLNは高配当ETFでありながら、VYMと同じようにキャピタルゲインも狙えるETFとなっています。
配当金ももらえて、値上がり益も得ることが出来るので安心して持てるETFとなっています。
毎月配当金を受け取ることが出来る
DLNは毎月分配型のETFとなっているため、給料のように配当金を受け取ることが出来ます。
毎月分配型のETFと言うのは投資したらその次の月からその恩恵を受けることが出来るというのもメリットの1つです。
運用コストが比較的高め
DLNは経費率が0.28%と他の有名なETF(VOOやVTI)と比較すると高めの設定になっています。
経費率はパフォーマンスが良い時も悪い時もかかってくるものになるため、経費率は出来る限り低い物がおすすめとなります。
DLNのセクター構成比率

次にDLNのセクター構成比率について解説していきます。
DLNのセクター構成比率
下記画像は2022年3月31日時点でのDLNのセクター構成比率になります。
情報技術セクターの割合が一番高く、次にヘルスケア、その次に生活必需品となっています。

DLNの組み入れ銘柄TOP10

次にDLNの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
DLNの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年3月31日時点でのDLNの組み入れ銘柄TOP10になります。
DLNの上位銘柄にはGAFAMの一角であるAppleやMicrosoftだけでなく、石油大手メジャーのエクソンモービルやシェブロンなども含まれています。

スポンサーリンク
DLNの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にDLNの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
DLNの株価推移
下記画像はDLNの設定来の株価推移になります。
DLNは最初こそリーマンショックによって下落してしまっていますが、そこからは順調に右肩上がりに上昇していっています。
大型株に特化しているということもあり、コロナショック後の回復も比較的早くなっています。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は5.35%となっています。

DLNの配当金推移
下記画像はDLNの設定来の配当金推移と増配率になります。
所々で減配してしまってはいるものの大まかには右肩上がりで配当金が増加していっています。
ここに関しては大型株の安定感が出ているのかなと思います。
年平均増配率は4.38%となっています。

下記画像はDLNの各月ごとの配当金推移になります。
DLNは2012年までは4半期ごとに配当金を出していましたが、2013年から毎月分配に変わりました。
DLNの配当金の注意点として毎月分配にはなっていますが、3月、6月、9月、12月が他の月よりも多いという傾向があります。

DLNの年平均リターン
下記画像は2022年6月30日時点でのDLNの年平均リターンになります。
10年間の年平均リターンが11.37%、設定来の年平均リターンが8.34%となっており、S&P500と比較しても大きくは離されていないので申し分のないリターンだと思います。

まとめ

今回はウィズダムツリー社が運用している大型株に特化した高配当ETF『DLN』について解説してきました。
DLNはWisdomTree U.S. Dividend Indexのうち、時価総額ランキング上位300社で構成されている指数に連動するETFとなっております。
高配当といっても平均的な配当利回りは2%後半と低めですが、株価が順調に右肩上がりで上昇していっているため、インカムとキャピタルの両方の恩恵を受けることができます。
さらにDLNは比較的珍しい毎月分配型のETFとなっています。
ただし、経費率が0.28%と比較的高めになっていることには注意が必要です。
ウィズダムツリー社には他にもDGRWという自分が一押しのETFがあります。
DGRWについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VIGよりもおすすめ?DGRWの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.6月の投資進捗とトータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
Twitterでブログの更新や米国ETFの情報、自分の投資の状況などについて発信しているため、そちらのフォローもよろしくお願い致します!
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント