こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回はウィズダムツリー社が運用している高配当ETF『DHS』について解説していきます。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ DHSの基本情報
▷ WisdomTree U.S. High Dividend Indexについて
▷ DHSの特徴
▷ DHSのセクター構成比率
▷ DHSの組み入れ銘柄TOP10
▷ DHSの株価推移と配当金推移
▷ DHSの年平均リターン
DHSの基本情報

まず初めにDHSの基本情報について解説していきます。
ウィズダムツリー社が運用している高配当ETF
名称:WisdomTree U.S. High Dividend Fund(ウィズダムツリー米国高配当ファンド)
連動指数:WisdomTree U.S. High Dividend Index(インデックスティッカー:WTHYE)
運用会社:WisdomTree(ウィズダムツリー)
ファンドの設定日:2006年6月16日
組み入れ銘柄数:315銘柄
純資産総額:1532億円(2022/7/7の為替レート換算)
経費率:0.38%
直近配当利回り:5.80%
配当金支払月:毎月分配
WisdomTree U.S. High Dividend Index(WTHYE)とは
WisdomTree U.S. High Dividend Index(WTHYE)とはWisdomTree U.S. Dividend Indexから選ばれた配当利回りの高い企業のパフォーマンスを測定するファンダメンタルズ加重インデックスになります。
このインデックスは各構成銘柄が来年支払うと予想される現金配当の総額の比率を反映するために、直近の1株当たり配当金に基づき、企業の複合リスク・スコア(バリュー、クオリティ、モメンタムの3つの要素の平均値)を計算した上で、複合リスクスコアが良好な企業はウェイトを増やし、劣位にある企業はウェイトが減らしています。
下記画像はWisdomTree U.S. High Dividend Index(WTHYE)の設定来のチャートになります。
設定来のCAGR(年平均成長率)は7.31%になります。

DHSの特徴
配当利回りが比較的高い
DHSは直近配当利回りが5.80%と他のETFと比較しても高い水準となっています。
ただし、DHSの平均的な配当利回りは3.6%ほどとなっているので過剰な期待は禁物です。
毎月配当金を受け取ることが出来る
DHSは配当金支払月が毎月となっているため、給料のように配当金を受け取ることが出来ます。
米国ETFの中では毎月分配型のETFが増えてきてはいますが、まだまだ少ない状況なので毎月分配型のETFが欲しいと言った方にはおすすめです。
運用コストが比較的高め
DHSは経費率が0.38%と他の有名なETF(VOOやVTI)と比較すると高めの設定になっています。
経費率はパフォーマンスが良い時も悪い時もかかってくるものになるため、経費率は出来る限り低い物がおすすめとなります。
DHSのセクター構成比率

次にDHSのセクター構成比率について解説していきます。
DHSのセクター構成比率
下記画像は2022年3月31日時点でのDHSのセクター構成比率になります。
ヘルスケアセクターの割合が1番高く、次にエネルギー、その次に生活必需品となっています。

DHSの組み入れ銘柄TOP10

次にDHSの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
DHSの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年3月31日時点でのDHSの組み入れ銘柄TOP10になります。
パッと見ただけでも分かりますが、エネルギーセクターやヘルスケア、生活必需品セクターの銘柄が多く採用されています。

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DHSの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にDHSの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
DHSの株価推移
下記画像はDHSの設定来の株価推移になります。
チャートを見て感じるのは株価の上昇にはあまり期待が出来ないと言うことです。
DHSはヘルスケアやエネルギー、生活必需品セクターと比較的ディフェンシブなセクターの割合が高く、テクノロジーセクターなどの大きく株価を押しあげる銘柄が少なくなっているため、株価の上昇よりも毎月の配当金をメインで投資をしていく銘柄だと思います。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は2.76%となっています。

DHSの配当金推移
下記画像はDHSの設定来の配当金推移と増配率になります。
右肩上がりに配当金が増加していってはいますが、傾きが緩やかだということと所々で減配してしまっている点が気になります。
年平均増配率は3.88%となっています。

下記画像はDHSの月ごとの配当金推移になっています。
DHSは2011年までは4半期ごとに配当金を出していましたが、2012年の後半から毎月分配になりました。
DHSは毎月分配となっていますが、1回当たりの配当金については振れ幅が大きくなっているので注意が必要です。
特に3月、6月、9月、12月が他の月より多く配当金を出すという傾向があります。

DHSの年平均リターン
下記画像は2022年3月31日時点でのDHSの年平均リターンになります。
10年間の年平均リターンが10.81%、設定来の年平均リターンが7.54%となっています。

まとめ

今回はウィズダムツリー社が運用している高配当ETF『DHS』について解説してきました。
DHSはWisdomTree U.S. Dividend Indexから配当利回りの高い企業を選別し、スコア付けされたのち、スコアが高い企業に多く投資をする指数に連動したETFとなっています。
経費率は0.38%と比較的高いものの、毎月分配で直近配当利回りが5.80%とかなりの高水準にあるのがDHSの特徴になります。
設定日が2006年とリーマンショックを乗り越えているにも関わらず、設定来の年平均リターンが7%超えと申し分のないリターンが出ているのも魅力的です。
仮にリーマンショックの期間を含めず、2010年以降のパフォーマンスを見るとVYMと肩を並べられるほどのパフォーマンスにもなるので結構優秀なETFとなっています。
ウィズダムツリーには他にもDGRWという自分が一押しの米国ETFもあります。
DGRWについて詳しく知りたい方は『【米国ETF】VIGよりもおすすめ?DGRWの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.6月の投資進捗とトータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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