こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は米国の配当成長ETF『DGRO』について解説していきます。
DGROは現状、大手ネット証券3社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)から投資することが出来ないため注意が必要です。
この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。
▷ DGROの基本情報
▷ Morningstar US Dividend Growth Indexについて
▷ DGROの特徴
▷ DGROのセクター構成比率
▷ DGROの組み入れ銘柄TOP10
▷ DGROの株価推移と配当金推移
▷ DGROの年平均リターン
他の記事でDGRO、VIG、DGRWの比較も行っているので、そちらに関して詳しく知りたい方は『【米国ETF比較】DRGOvsVIGvsDGRW一括/積立投資によるリスク・リターン比較』の方をご覧ください。
DGROの基本情報

まず初めにDGROの基本情報について解説していきます。
ブラックロック社が運用する配当成長ETF
名称:iShares Core Dividend Growth ETF(iシェアーズ・コア配当グロースETF)
連動指数:Morningstar US Dividend Growth Index(インデックスティッカー:MSDIVGT)
運用会社:BlackRock(ブラックロック)
ファンドの設定日:2014年6月10日
組み入れ銘柄数:418銘柄
純資産総額:2兆6166億円(2022/3/11の為替レート換算)
経費率:0.08%
直近配当利回り:2.28%
配当金支払月:3月、6月、9月、12月
Morningstar US Dividend Growth Index(MSDIVGT)とは
Morningstar US Dividend Growth Index(MSDIVGT)とは米国を拠点とし、継続的に配当が増加している銘柄で構成されている指数となっています。
下記画像はMorningstar US Dividend Growth Index(MSDIVGT) の直近10年間のチャートになります。
直近10年間のCAGR(年平均成長率)は14.53%になります。

DGROの特徴
安定したインカムを得ることが出来る
基本的には配当利回りが上がれば、配当金が月によって大きく変動したり特殊な運用をしていたりとリスクも大きくなっていきます。
DGROは配当利回りが2%となっており、構成銘柄も連続増配銘柄となるため、比較的安定したインカムを得ることが出来ます。
資産増加や将来の受取配当金の増加が見込める
DGROは配当利回りこそ2%と高くはないですが、株価上昇率と年平均増配率が高いため、資産の増加や将来の受取配当金の増加が期待出来ます。
超低コストで運用することが可能
米国ETFの中では上位にランクインするほど経費率が低くなっています。
ちなみに米国ETFの最低経費率は0.03%になります。
大手ネット証券3社では取り扱いがない
現状(2022年3月3日時点)は大手ネット証券3社で取り扱いがないため、買い付けを行うことが出来ません。
自分は毎日楽天証券のお知らせを確認しているので取り扱いが開始されたらTwitterの方でツイートするつもりです。
DGROのセクター構成比率

次にDGROのセクター構成比率について解説していきます。
DGROのセクター構成比率
下記画像は2022年2月24日時点でのDGROのセクター構成比率になります。
DGROは金融セクターの割合が1番高く、その次に情報技術、ヘルスケア、資本財と続いています。

DGROの組み入れ銘柄TOP10

次にDGROの組み入れ銘柄TOP10について解説していきます。
DGROの組み入れ銘柄TOP10
下記画像は2022年2月24日時点でのDGROの組み入れ銘柄TOP10になります。
DGROのPF全体における組み入れ銘柄TOP10の割合は24.63%となっています。

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DGROの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて

最後にDGROの株価推移や配当金推移、年平均リターンについて解説していきます。
DGROの株価推移
下記画像はDGROの設定来の株価推移になります。
DGROは設定日が2014年と比較的新しいETFになるので誕生してからまだ8年ほどしか経過していませんが、今のところは綺麗な右肩上がりで株価が上昇しています。
株価のみのCAGR(年平均成長率)は10.40%となっています。

DGROの配当金推移
下記画像はDGROの設定来の配当金推移になります。
DGROは誕生してから今まで一度も減配を行っていないため、配当金は順調に右肩上がりで上昇していっています。
連続増配年数は6年となっており、年平均増配率は8.88%となっています。

下記画像はDGROの4半期ごとの配当金推移と増配率になります。
DGROは配当金の前年同期比が-6%~+30%の範囲内で推移しています。
受取配当金に関して6年で1.64倍にも増加しています。

DGROの年平均リターン
下記画像はDGROの年平均リターンになります。
5年間の年平均リターンに関しては16.69%となっており、設定来については13.79%とかなりの高リターンとなっています。
DGROは配当成長ETFの中では配当利回りが比較的高く、トータルリターンに関しても僅かですが高くなっています。

まとめ

今回は米国の配当成長ETF『DGRO』について解説してきました。
DGROは設定日が2014年と比較的新しいETFになるのですが、株価は今のところ右肩上がりで上昇しており、それに伴って配当金も順調に増えていっています。
配当利回りが2%と言うのも配当成長ETFの中では高水準にあります。
ただし現状は大手ネット証券3社(楽天証券、SBI証券、マネックス証券)では取り扱いがないため、投資することが出来ません。
SCHD同様に、各社で取り扱いが開始されれば他のETFを脅かす存在になるかもしれません。
SCHDについて知りたい方は『【米国ETF】SCHDの株価や配当金、連動指数、年平均リターンなどの基本情報について徹底解説』の方をご覧ください。
SCHDとVYM、VIGの比較を行った記事もあるため、こちらに関して詳しく知りたい方は『【米国ETF比較】SCHDvsVYMvsVIG一括/積立投資によるリスク・リターン比較』の方をご覧ください。
もし自分の保有している銘柄について知りたいという方がいましたら『【高配当株式投資進捗】2022.4月の投資進捗と現在の金融資産額、トータルリターンについて』の方をご覧ください。
投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金、MYPFのトータルリターンなどについての報告を行っています。
みなさんの投資の参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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