【要約】日本株じゃダメ!『バカでも稼げる!米国株高配当投資』の解説

本の要約・感想
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こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。

今回は『バカでも稼げる米国株高配当投資』について解説していこうと思います。

自分は本書のマネーマシンの作り方を参考にして投資をしています。

なぜかと言うと、日本よりもアメリカに投資をするべきだと思っていたということ、高配当株式投資に興味があった自分のポートフォリオの中で割安な株を買い増すという所に共感したからです。

投資の世界では正解というものが存在しないため、自分が納得出来るのであればそれが自分の中の正解になると思います。

この記事では、

▷ 本書の概要

▷ なぜ日本株ではなく米国株なのか

▷ お金がお金を生むマネーマシンの作り方

について解説しています。

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本書の概要

まず初めに本書の概要を簡単に解説していきます。

お金にお金を稼いでもらうマネーマシン作成本

本書はバフェット太郎さんが書いた米国の高配当株式と言われるものに投資をして、受け取った配当金を再投資することで資産の拡大を最大化し、堅実にお金持ちになろうというものです。

この高配当株式に投資をして、配当金を再投資するというシステムをバフェット太郎さんはお金がお金を生むマネーマシンと言っています。

高配当株式投資について、わからないという方は下記記事をご覧ください。

本書ではバフェット太郎さんが実際に保有している銘柄や、投資するならこの銘柄の中から、という風にどの銘柄に投資した方がいいか明確に書いてあります。

バフェット太郎さんが行っている米国株高配当投資は「バイ&ホールド」といい、買ったらその後は売らずにずっと保有するというスタイルで、高配当株式投資の記事で説明しましたが、配当金狙いの投資法というのはとても再現性が高いです。

そのため、本書に書いてある銘柄またはバフェット太郎さんが実際に保有している銘柄を同じように購入することで誰でもお金がお金を生み出すマネーマシンを作ることが出来ます。

なぜ日本株ではなく米国株に投資するのかや、投資する銘柄は何を基準に選んでいるかを解説しているため、その理由に納得した人は本書を参考に投資をしてみてください。

なぜ日本株ではなく米国株なのか

次になぜ日本株ではなく米国株に投資する必要があるのかを解説していきます。

アメリカ経済は右肩上がりをし続けている

下記チャートはNYダウの長期チャートになります。

NYダウとは、ニューヨーク証券取引所に上場する国際的な優良銘柄30社で構成される、国際標準とも言える株価指数のこと。

出典:かぶれん NYダウの推移(長期チャート)

チャート見るとわかりますが、ずっと右肩上がりをしています。

長期投資をする場合は、こういうチャートがかなり理想になります。

注意:もちろんこれからも同じように右肩上がりをし続けるかどうかは誰にもわかりません。

下記チャートは日経平均株価の長期チャートになります。

1989年までは順調に右肩上がりだったのですが、1989年以降は下落基調にあります。

出典:かぶれん 日経平均株価の推移(長期チャート)

これらのことから日本株に投資したとしても、価値がずっと上がり続けているわけではないため、長期保有するには難しいということになります。

アメリカには連続増配年数が25年を超える企業が100社以上ある

連続増配年数とは、その名の通り何年連続で配当金の増加を繰り返しているかということです。

その連続増配年数が25年以上の企業がアメリカには100社以上ありますが、日本にはたったの1社だけです。

これにはアメリカと日本の企業の株主還元の姿勢が違うからと言われています。

日本企業の場合は業績が悪化すると、株主連帯責任の精神が強いため企業も苦しいから株主も一緒に苦しんでくださいねと言わんばかりに減配をします。

しかし、アメリカの企業の場合は「減配=経営失格」の烙印を押されるのと同じ意味の為、安易に減配は出来ないのです。

お金がお金を生むマネーマシンの作り方

最後にお金がお金を生むマネーマシンの作り方について解説していきます。

何銘柄に分散したらよいか

結論から言うと、8~16銘柄です。

分散投資によるリスク低減効果というのは銘柄1つの時が最低で、そこから銘柄が増えていくごとにリスク低減効果が高くなっていきます。

しかし、16銘柄以降はリスク低減効果がほぼ変わらない状態になります。

そのため、分散投資によるリスク低減効果を最大限に受けるためには多くても16銘柄程度で良いということです。

バフェット太郎さんおすすめの銘柄

バフェット太郎さんがオススメしている銘柄は、安定したキャッシュフローがあり、株主還元に積極的という基準で選ばれています。

キャッシュフローとは、企業にどれだけの現金が入ってきたかを表すもの。

どれだけ企業の商品が売れたとしても、現金が企業に入ってこなければ意味がありません。

では、本書でオススメされている銘柄を紹介していきます。

今回は、銘柄と一言説明だけにしたいと思います。

詳しく知りたい方は実際に本書を読んでみてください。

銘柄一言説明
アップル:AAPLスマホ「iPhone」を販売している企業
マイクロソフト:MSFT世界的なソフトウェア企業
インテル:INTC世界最大の半導体メーカー
IBM:IBMITサービス大手
ウェルズ・ファーゴ:WFCリテール銀行大手
USバンコープ:USB全米5位の金融持ち株会社
スリーエム:MMMコングロマリット大手
ユニオン・パシフィック:UNP米国最大の鉄道輸送会社
キャタピラー:CAT世界最大の重機メーカー
エマソン・エレクトリック:EMR電機・電子機器製造のコングロマリット
ホームデポ:HD世界最大のホームセンター
マクドナルド:MCD世界最大の外食チェーン
エクソン・モービル:XOM世界最大の石油会社
シェブロン:CVX石油世界最大手の一角
プロクター&ギャンブル:PG世界最大の日用品会社
コカ・コーラ:KOソフトドリンクで世界最大級
ペプシコ:PEPソフトドリンクとスナック菓子で米最大級
フィリップ・モリス・インターナショナル:PM世界最大のタバコ会社
アルトリア・グループ:MO米最大のタバコ会社
ウォルマート:WMT世界最大の小売りチェーン
コルゲート・パルモリーヴ:CL米家庭用品で三位
モンデリーズ・インターナショナル:MDLZ食品大手で、ビスケット、チョコ、キャンディで世界一
クラフト・ハインツ:KHC世界五位の食品会社
ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJトータル・ヘルスケア大手
アッヴィ:ABBVバイオ製薬大手
アムジェン:AMGNバイオ医薬品メーカー大手
アボット・ラボラトリーズ:ABTヘルスケア総合大手
AT&T:T世界最大級の通信サービス会社
ベライゾン・コミュニケーションズ:VZ世界最大級の通信サービス会社でAT&Tと2強
サザン:SO米最大級の電力・ガス会社

株式の買い付けルール

バフェット太郎さんの株式の買い付けには3つルールがあります。

1つ目は、毎月株式を購入する日にちを決めているということです。

バフェット太郎さんは毎月1日に株式を購入するというルールを作っています。

こうすることで毎月機械的に株式を購入することになり、感情に左右されることがなくなるからです。

2つ目は、毎月定額で購入していくということです。

毎月定額で購入というのはドルコスト平均法と言って、買い付けの平均単価を下げる方法として有名な方法になります。

3つ目は、自分のポートフォリオの中で一番割安になっている株式を購入するということです。

これはなぜかと言うと、株式というのは瞬時に価格を織り込むと言った効率的市場仮説という考えがあります。

これは株式は市場に出ているあらゆる情報を瞬時に価格に織り込むため、今の株価というのは常に適正価格で、割安か割高かという判断は出来ないということです。

まとめ

今回は自分の投資スタイルを決めた本を解説しました。

本書にはここでは紹介しきれないほど有益な情報がたくさん書いてあります。

投資の重要性に気づいたが何に投資すればいいか迷っている人には、ぜひ読んで欲しい1冊になります。

お金持ちになるには、派手でインパクトのある投資ではなく、本書のように地味で堅実な投資を行っていく必要があります。

そして、堅実な投資には再現性があり、真似をするだけでお金持ちへの道を一歩踏み出すことが出来ます。

お金持ち、経済的自由をめざしてがんばっていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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