【米国株】ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価推移や業績、配当金推移、年平均増配率について解説

投資・お金の知識
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こんにちはAYLBlog を運営しているRyoです。

今回は自分が保有している米国株銘柄である『ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJ』について解説していきます。

この記事は下記のようなことを知りたい方におすすめの記事になっています。

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンの概要

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価推移

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンの業績

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金推移と年平均増配率

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンの連続増配年数と配当性向

▷ ジョンソン・エンド・ジョンソンに投資するメリットとデメリット

ジョンソン・エンド・ジョンソンという名前は知らない人が多いかもしれませんが、使い捨てコンタクトレンズのアキュビューやリステリン、バンドエイドなどの商品を出しています。

自分が投資している企業がどういった企業なのか、過去からの株価推移はどうなのかを分析することはとても大切なことになります。

長期投資をするうえで株式を保有する自信にもつながりますし、これからの時代に向かい風なのか追い風なのかを知ることが出来ます。

向かい風なのであれば保有割合を減らしたり、追い風なのであれば保有割合を増やしたりといったリバランスを自分で考えることも出来ます。

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ジョンソン・エンド・ジョンソンの概要

まず初めにジョンソン・エンド・ジョンソンの概要について解説していきます。

世界最大のヘルスケアカンパニー

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、アメリカの大手医薬品、医療用製品、消費者向け製品の製造を行っている企業になります。

本社はアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックにあります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが出ている商品として、使い捨てコンタクトレンズのアキュビュー、医療・衛生用品としてバンドエイドやキズパワーパッド、赤ちゃん・子供のケア用品として、ベビーローション、ベビークリーム、ベビーオイル、ベビーパウダー、スキンケア・化粧品として、ラスティングモイスチャーシリーズやエクストラケアシリーズ、オーラルケアとして、リステリンなどがあります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの営業利益率は1997年から今までで3回だけ20%を切りましたが、それ以外の年は20%以上の営業利益率を維持しています。

これは総売上高の10%を研究・開発に投資し、新商品を出し続けることで総売上高の25%を新商品が占めるという状態を維持出来ているからだと思います。

営業利益:企業が本業で稼いだ利益のこと

ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価推移

次にジョンソン・エンド・ジョンソンの過去から株価推移を見ていきます。

1968年から2021年10月現在までの株価推移

下記画像は1968年から2021年10月現在までのジョンソン・エンド・ジョンソンの株価推移になっています。

見てもらうと分かる通り、綺麗な右肩上がりをし続けています。

株価が右肩上がりを続けると配当利回りが減少してしまいますが、増配を続けている銘柄であれば配当利回りも維持するのでとてもいい銘柄になります。

こういった右肩上がりを続けている銘柄は高配当とは言えませんが、ポートフォリオ全体を見た時に株価が下落している銘柄を補完してくれるので、安全に資産運用をしていきたい方は積極的に投資を行っていきたい銘柄になります。

高配当株式投資は基本的に投資元本が割れなければ、配当金分がリターンになるため配当利回りだけを見るのではなく、長期的に成長を続けていて連続増配をしている銘柄に投資することが大切になってきます。

配当利回りだけを見て投資をしていると、もらった配当金以上に投資元本が割れてトータルリターン的にはマイナスになってしまう、なんてこともあるので注意が必要です。

出典:トレーディングビュー JNJ株価チャート

ジョンソン・エンド・ジョンソンの業績

次にジョンソン・エンド・ジョンソンの業績について解説していきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの売上高、営業利益、営業利益率

下記画像は2016年~2020年の売上高と営業利益、合わせて営業利益率をグラフにしたものになります。

左の数値は売上高と営業利益(百万ドル)を示しており、右の数値は営業利益率(%)を示しています。

売上高は年々増加傾向ではあるのですが、営業利益が減少傾向にあるため、営業利益率も下がっていっています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンと言えば、20%以上の営業利益率を維持してきている素晴らしい企業ですが、2020年の業績では19.98%と僅かに20%を切ってしまっています。

2021年は営業利益率20%代に復活して欲しいところです。

JNJ 売上高、営業利益、営業利益率

ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当データについて

次にジョンソン・エンド・ジョンソンに関する配当データについて解説していきます。

2005年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率

下記のグラフが2005年から2021年10月現在までの配当金推移と増配率を表したものになります。

左の数値は1株当たりの配当金($)を示しており、右の数値は増配率(%)を示しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金推移は見ていて気持ちが良いぐらいのペースで配当金が増加していっています。

2005年から現在までの年平均増配率は7.91%という驚異の数値になります。

JNJ 配当金推移と増配率

下記のグラフが2005年から2021年10月現在までの4半期ごとの配当金推移と増配率を表したものになります。

ジョンソン・エンド・ジョンソンの増配の特徴としては、その年の6月の配当金を増配し、その増配後の配当金を翌年の3月まで維持するというものになります。

そのため、その年に増配が行われるかどうかは6月の配当金を確認することで分かるということです。

JNJ 4半期ごとの配当金推移と増配率

配当利回り

2021年10月21日現在の配当利回りは、2.58%となっています。

配当金支払月

ジョンソン・エンド・ジョンソンの配当金支払月は、3月、6月、9月、12月の4回になります。

権利落ち日は、支払月の1カ月前になるので購入する際は注意が必要です。

権利落ち日:配当が貰える権利がなくなる日。この日より前に株を保有していれば配当を受け取ることが出来る。

連続増配年数と配当性向

下記画像は2016年~2020年のEPSと1株配当、配当性向をグラフにしたものです。

2021年6月現在の連続増配年数59年は、配当性向は72.76%となっています。

配当性向は年々増加してきており、2016年と比べると約20%も増えています。

これは常に6%以上の増配をしていることも関係しているのではないかと思います。

そのため、今後も増配をしていくために増配率が減少していく可能性もあると思います。

配当性向:利益のうちどれぐらいの割合を配当にまわしているかを表し、1株配当÷1株利益(EPS)の計算式によって求められる。

JNJ EPS、1株配当、配当性向

ジョンソン・エンド・ジョンソンに投資するメリットとデメリット

最後にジョンソン・エンド・ジョンソンに投資するメリットとデメリットについて簡単に解説していきます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンに投資するメリット

まずジョンソン・エンド・ジョンソンは連続増配銘柄であるため、保有することで毎年増配の恩恵を受けることが出来ます。

定期的に入金することが出来る人であればその恩恵に気づくことがないかもしれませんが、FIREを達成した人や定年退職をして投資への入金があまり出来なくなった時にそのありがたみに気づくと思います。

追加投資を行わなくても配当金を増やしてくれる銘柄というのは個人的にも重宝しています。

配当利回り自体は2.5%と決して高くありませんが、株価は右肩上がり、それに伴い年平均増配率も7%ほどあるため、かなりの優良銘柄だと思います。

ジョンソン・エンド・ジョンソンに投資するデメリット

ジョンソン・エンド・ジョンソンは名前を知らない人がいないというレベルで有名な企業になりますが、2017年の調査によると企業の平均寿命は23.5年ということで、どんな企業にも倒産というリスクは伴います。

もちろん日本企業と米国企業では違うと思いますが、投資の世界に絶対という言葉はないので、個別株に投資をするということは倒産する可能性があるかもしれないと頭の片隅に置いておく必要はあると思います。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは配当利回りが2.5%と高配当とは言い難い利回りになるため、今すぐに配当金がたくさん欲しいと言った方には不向きかもしれません。

まとめ

今回は保有している米国株銘柄『ジョンソン・エンド・ジョンソン:JNJ』について解説していきました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは連続増配年数が59年ともう少しで配当王が見えてきています。

連続増配年数が長い企業というのは連続増配年数を伸ばすことにも注力しているため、配当性向が比較的低く、業績が安定している企業は今後も増配を続けていく可能性が高くなります。

配当利回りは2.5%と高いとは言い難い水準ではありますが、株価は一貫して右肩上がりを続けているため、資産の増加にも大きく寄与してくれる銘柄になっていると思います。

2021年10月時点でのJNJの保有数は4株、MYPFに占める割合は3.26%となっています。

他にもコカ・コーラやプロクターアンドギャンブル、アルトリア・グループなどの解説もしているので、気になった方は下のリンクからご覧ください。

自分の保有している銘柄について知りたい方は投資進捗の方をご覧ください。

下記記事は2021.9月時点での投資進捗になります。

投資進捗では毎月購入した銘柄や受け取った配当金についての報告を行っています。

みなさんの投資の参考になれば幸いです。

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