こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は資産の取り崩し方である4%ルールについて解説していこうと思います。
この4%ルールを知っているだけで、資産の寿命がかなり変わってきます。
この記事を読むことで
▷ 4%ルールについて
▷ 資産から半永久的にお金を生み出すには
について理解出来ると思います。
4%ルールとは

まず初めに4%ルールについて解説していきます。
4%ルールとは効率よく資産を取り崩す方法
4%ルールとはインデックス投資などで増やした資産を最大効率で取り崩していく方法になります。
この4%ルールはトリニティスタディという研究結果で、投資界隈では有名なものになります。
トリニティスタディの研究結果について詳しく知りたい方はこちらをクリックして確認してみてください。
グーグル翻訳を使えばある程度理解することが出来ると思います。
4%ルールを使う時というのは主に、定年退職などで収入がなくなり資産を取り崩しながら生活する場合です。
ここで重要なのが貯金ではなく投資によって増やしてきた資産ということです。
定年退職後に今までの貯金を投資に回しても良いのですが、投資してすぐに売却しても利益が出ていないことの方が多いため、あまりおすすめはしません。
銀行預金の場合
仮に定年退職時に4000万円の銀行預金があるとします。
それを定年退職時の銀行預金残高×4%分(160万円)を毎年取り崩すとすると、25年で銀行預金がなくなってしまうことは分かるかと思います。
しかし、それが投資になると話が変わってきます。
投資をしていた場合
定年退職時に、年平均5%のリターンがある投資信託によって増やした資産が4000万円あるとします。
それを定年退職時の資産額×4%分を毎年取り崩して生活をしたとすると、
1年目 4000万円×4%=160万円
4000万円-160万円=3840万円(資産残高)
2年目 3840万円×5%(リターン)=192万円
3840万円+192万円=4032万円
4032万円-160万円=3872万円(資産残高)
※信託報酬は考慮していません。
お分かりかと思いますが、毎年160万円ずつ取り崩しても資産が増えていきます。
これが銀行預金と投資の違いになります。
資産を長持ちさせ、半永久的にお金を生み出すには投資によって資産を増やしておく、または退職する数年前から資金を投資に回す必要があります。
資産から半永久的にお金を生み出すには

資産から半永久的にお金を生み出すには、投資をすることが重要だとわかったかと思いますが、他にも意識しなければいけないことがあります。
それはどこにどのような割合で投資するかということです。
保有する資産の割合
株式:債券の割合を75:25で保有することで、インフレ・デフレ調整後でも毎年4%の取り崩し率で30年後に資産が残っている確率が98%もあります。
取り崩し率を3%にすると30年後に資産が残っている確率は100%になります。
投資対象については、どちらもアメリカで株式はS&P500、債券は長期高格付け社債になります。
株式:債券の割合を変えた他のパターンを見たい方はこちらをクリックして確認してみてください。
日本語表記ではないためわかりづらいかもしれませんが、表3がインフレ・デフレ調整後の表になります。
30年後に資産が9倍に
さらに株式:債券の割合を75:25にして、取り崩し率を4%にすると、資産は30年後に最初の9倍に膨れ上がっているという結果も出ています。
これは最大値ではなく中央値であるため、かなりの確率で実現することになります。
このように銀行預金ではなく、投資をすることで資産から半永久的にお金を生み出し、同時に資産を増加させることが可能になります。
まとめ

人生100時代と言われている今だからこそ必要な知識ではないかと思います。
投資というのは確かにリスクがあります。
しかし、リスクがあるから危ないのではなく、リスクを取りすぎるから危険になるのです。
適切なリスクを取ることは人生を豊かにさせてくれる可能性を持っています。
投資初心者の方はまず、つみたてNISAで投資信託を積み立てることをおすすめします。
そして、定年後に積み上がった資産を今回の4%ルールで引き出すことで半永久的にお金を生み出す資産を作ることが出来ます。
つみたてNISAについては下記記事で解説しています。
今の生活だけではなく、老後のことも考えて行動していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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