こんにちは、AYLBlog を運営しているRyoです。
今回は少し前に話題になった『老後2000万円問題』について分かりやすく解説していこうと思います。
老後は公的年金だけでは生活していけないということに気づいていますでしょうか。
日本は少子高齢化で高齢者への年金を支払う若い世代が少なくなってきています。
そのため、自分の老後の準備は自分でする必要があります。
しかし、2000万円必要と言われてもなぜそんなに必要なのか、どうやって貯めればいいのか分からない人も少なくないと思います。
この記事では
▷ なぜ老後2000万円も足りなくなるのか
▷ 老後資金を貯めるにはどうすれば良いのか
について解説してきます。
老後2000万円問題について

初めに老後2000万円問題について解説していきます。
高齢無職世帯は月平均5万5千円の赤字
2017年の調査によると高齢無職世帯(60歳以上)の平均支出額が26万3718円で、平均収入額が20万9198円になるため、月平均すると約5万5千円が赤字になる計算になります。
月5万5千円赤字になると、年間66万円になり、30年間で約2000万円になります。
そのため、老後には2000万円が足りなくなるという結論になります。
詳しい資料はこちらになります。
平均寿命の上昇
平均寿命というのは年々上昇してきています。
しかし、注目して欲しいのは特定年齢まで生存する者の割合です。
男性の場合、90歳まで生きる確率が26.5%、女性であれば50.5%となっています。
そのため、60歳で定年を迎え仕事を辞めたとすると男性の4人に1人が30年間は生きることになり、女性の2人に1人が30年間は生きることになります。
もっと言うと、女性が95歳まで生きる確率は26.0%のため、4人に1人は35年間生きることになります。
そうなると、2000万円以上の金融資産が必要になるのは上記の計算からも明白です。
詳しく知りたい方はこちらの資料を確認してください。
現在の高齢無職世帯の支出と収入

老後2000万円問題の資料では2017年のデータを使っているため、最新の2019年のデータではどうなっているのか見ていきましょう。
2019年のデータでは高齢無職世帯の月平均赤字金額は3万3千円
2019年の調査によると高齢無職世帯(60歳以上)の平均支出額が24万3260円で、平均収入額が21万281円になるため、月平均すると約3万3千円が赤字になる計算になります。
月3万3千円の赤字になると、年間で約40万円になり、30年間で約1200万円になります。
当初と比べると800万円ほど減少していますが、あくまで平均になるため、みなさんがどのような生活を送るかによって必要金額は変わってきてしまいます。
何年間生きるかによっても変わってきてしまうので、一概にこれだけの金額が必要とは言えません。
そのため、計算で出る金額はある程度の目安にするぐらいで考えた方がいいです。
詳細の資料はこちらから確認してください。
インフレリスクを考えなければいけない
注意点として、インフレリスクを考えなければいけないと言うことがあります。
インフレについて簡単に説明すると、物の価値が上がるため相対的にお金の価値が下がることです。
今の2000万円が30年後にその時代の2000万円の価値があるかと言われれば、ない可能性の方が高いです。
車の価格が1970年から2018年の間で4.6倍にもなっているという記事を見ましたが、このように物の価格というのは上昇をし続けているということになります。
さずがに食料品などが車の価格のような上昇をするとは思いませんが少なからず、今後も物価は上昇をし続けていくと思っています。
そのため、今から60歳までに2000万円貯めようと思ってもその時にはもっとたくさんの資金が必要になるのが現実だと思います。
具体的な老後資金の貯め方

ここまで長生きリスクの話やインフレリスクについて話してきましたが、最後に具体的な老後資金の貯め方について解説します。
資産運用をして、4%ルールで取り崩す
高年収の人であれば100歳まで生きる前提で貯金をして老後資金を多めに取っておく方法でもいいのですが、自分みたいな普通のサラリーマンであれば2000万円を貯めるのは簡単ではありません。
仮に自分が今から60歳までに2000万円を貯めようと思うと、月々約47000円を貯める必要があります。
今の生活をしながら月47000円を貯金に回すのはかなり厳しい物になります。
そのため、普通のサラリーマンが老後資金を貯めるには資産運用をする必要があると思います。
そして、4%ルールに従って貯めた資産を取り崩す方法が一番最適ではないかと思います。
おすすめの資産運用はつみたてNISAと高配当株式投資
資産運用の中でも特におすすめなのは、つみたてNISAを利用することと高配当株式投資をすることです。
つみたてNISAを利用することで運用益を非課税にすることが出来ますし、ドルコスト平均法で購入していくため、比較的利益を出しやすくなっていると思います。
つみたてNISAについては下記記事で詳しく解説しています。
高配当株式投資は月々のキャッシュフローを増やすことが出来ますし、60歳で仕事を辞めたとしても株式を保有している限りは配当金が入ってくるので、毎月の赤字の額を減らすことが出来ます。
赤字の額を上回る配当金があるのであれば、資産を取り崩さずとも生活することが出来ます。
高配当株式投資と自分が行っている具体的な投資法については下記記事で解説しています。
資産は必ず4%ルールで取り崩す
資産の取り崩しの方法として4%ルールというのはとても有名な手法になります。
この4%ルールというのは資産運用をして増やした資産を減らさずに取り崩すという手法になります。
減らさずに取り崩すとはどういうことかというと、資産運用をしていると年間で数%のリターンを得ることが出来ます。
そのリターンのうち、4%だけを毎年引き出すというものです。
仮にリターンが5%あれば、4%引き出したとしても1%は資産は増加していることになります。
8%のリターンが出た時も同じく4%を引き出すことで、資産は4%増加します。
反対に3%しかリターンがなかったときは引き出さなくてもいいですし、引き出したとしても資産は1%しか減少しません。
このように資産を取り崩しても資産が減らないというのが4%ルールになります。
詳しくは下記記事で解説しています。
まとめ

今回は老後2000万円問題について解説してきました。
国からは老後2000万円足りないと言われ、会社からは終身雇用を守れないと言われている今の時代は何事にも自分で準備をしておく必要が出てきています。
そのため今まで以上に資産運用をすることが必要になってきます。
資産運用をすることで無理なく老後資金を貯めることが出来たり、月々のキャッシュフローを増やすしたりすることが出来ます。
もちろん副業をすることも大切になってきます。
自分の人生を他人任せにしないためにも、遠い未来を見据えた行動をしていきましょう!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
投資することをおすすめしていますが、最終判断は自己責任でお願いします。
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